一日約8時間も使うおふとんは、いつも清潔に保ちましょう。

お気に入りのお布団、なるべく長くいい状態を保ちたい!

日に干す
おふとんを干すことによって内部の湿気を取り、熱と紫外線で殺菌効果も得られます。
おふとんを干すのに適した時間帯は、午前10時から午後3時頃までです。
羽毛ふとん 1時間くらい風通しのよいところで日干ししましょう。
天日に干すなら、できればカバーやシーツで覆って干して下さい。
羽毛に含まれるタンパク質が、日光で劣化するのを防ぐためです。
羊毛ふとん 1〜2時間の天日干しで十分な効果があります。
風通しのよいところで日陰干しでも、ある程度乾燥できます。
合繊ふとん 透湿性がよいので1時間もあれば中心まで十分乾燥できます。
昼間の直射日光を避け、カバーなどとかぶせて短時間干しましょう。
  • 干したふとんはたたかないで、湿度の低いうちに(冬は午後3時頃まで)取り入れてから、ふとんの表面に掃除機をかけましょう。ふとんをたたくと、せっかくふくらんだ暖かい空気が抜けてしまい、中わたの繊維が切れたり、側生地が傷んでしまうことがあります。
  • 取り入れたふとんは、すぐ押入れにしまわないで室内に広げて余分な熱を取り除きます。
  • なかなか、おふとんを干せない場合は、ふとん乾燥機や除湿機、扇風機などを活用しましょう。乾燥時間は1〜3時間ぐらいが目安です。
家庭で洗濯
一般に、家庭洗濯できる寝具は、毛布・タオルケット・シーツ・カバーリングなどです。
汗を吸っているので、できるだけこまめに洗濯しましょう。家庭洗濯できないふとんには、シーツやカバーを掛け、それらをよく洗って、できるだけ本体を汚さないように。洗濯の際は、商品についている取り扱い絵表示の内容を守りましょう。
おふとんの丸洗い
日ごろ十分な手入れを心がけていても、おふとんの中身は驚くほど汚れています。おふとんには、眠っている間にかいた汗の塩分がそのまま残っています。おふとんの丸洗いは特殊な洗剤を用いて水洗いするので、水溶性の汚れである塩分や他の汚れも取り除いてくれます。ひどい汚れやシミは落ちませんが、おふとん全体としては壮快感・清潔感・ふんわり感などが得られます。
洗える?洗えない?
綿・混綿・合繊・羊毛・羽毛ふとんなど、ほとんどのおふとんは丸洗いできます。
その中でも最も適しているのは、綿ふとん合繊ふとんです。
真綿ふとんは丸洗いできません。
やむをえずの場合はクリーニング店等でよく相談しましょう。
※商品により異なる場合もありますので、洗濯表示を参考にして下さい。
どこに頼む?
おふとん丸洗いは大手のクリーニング事業者や、ふとんのクリーニング専門事業者に頼むか、一般のクリーニング店や寝具専門店でも取り次いでくれます。
掃除機をあてる
気になる寝具のダニを退治する効果的な方法は、おふとんに掃除機をかけることです。
毎日続けるとダニの数は極端に減少します。専用ノズルを使用し、1mあたり20秒以上掃除機をかけるのが目安です。