枕を変えるだけで眠りが変わる!言い過ぎだと思います?実はそうでもないのです!いろいろ試してもしっくりこない「枕難民」のあなた、ちゃんと知識をつけてから選んで下さい!
人間は直立し2本脚で歩くようになり、重力が垂直にかかるようになったため、骨格もそれに応じてS字を描くように屈曲してきました。この自然なS字型を睡眠中でも保つ寝具が理想的です。そして、その役割を担うのが敷き布団とまくらになります。
まくらは、頸椎と大きな関係があります。重い頭部を支える頸椎もまた、骨格に対して前方にゆるやかなカーブを描いています。仰向けに寝るときは6〜8cmもあります。この隙間を埋め、頭部と頸椎を安定させるのがまくらの役割なのです。
高さ | 高すぎるまくらでは首に無理な力がかかるため、首筋のコリや肩こりの原因となります。逆に低すぎると、血液が頭に下がり脳を刺激するため、寝付きが悪くなります。 大人の場合、一般にまくらの高さは頭をのせて沈んだ状態で6センチが理想的といわれています。 「まくらの高さ」とは実際に頭を乗せて沈み込んだときの高さのこと。ですから、敷きふとんとの兼ね合いも合わせて考えなくてはなりません。 |
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硬さ | 一般的に柔らかすぎるまくらは、頭部が深く沈んで頭とまくらの接触面が大きくなるため、寝苦しくなってしまいがちです。また、硬すぎるとまくらは接触面が少なく、後頭部だけで支えるために、首筋が安定しません。「まくらの硬さ」は充填する素材によって変わります。 |
大きさ | ひとは一晩のうちに20回以上も寝返りをうちます。したがって、まくらにはこの動きに十分対応できるだけの幅が必要です。 また、肩先までの保温を考えるとある程度の奥行きも必要となります。 らくに寝返りがうてるように横幅は小さくても肩幅以上、60センチくらいの長さが必要です。縦は、肩先まですっぽり入るよう50センチくらいが適当です。 |
素材 | 安眠のポイントは「頭寒足熱」。 まくらの素材は 1・熱がこもらず 2・汗を吸放湿させる 3・通気性のよいものが望ましいのです。 また、衛生的な 4・洗える素材、へたりが少ない 5・型くずれしにくい素材 というのも重要なポイント。 |
コンフォレル | |
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小さな粒状のポリエステルわた。回復性に優れ、やわらかで、弾力性があります。 |
フェザー | |
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水鳥のスモールフェザー。ふんわり包み込まれるような感触と優れた放湿・発散性が特徴です。 |
シンセビーズ | |
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ポリエチレン樹脂でできたパイプ状の素材、復元回復力があり、通気性・弾力性に優れています。 |
エアセル | |
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パイプ状で通気性に優れ、ソフトで弾力性があります。虫やホコリがつかず、丸洗いもでき衛生的です。 |
そば殻 | |
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古くから愛用されている天然素材です。通気性、放熱性、安定性に優れています。 |
ひのきチップ |
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粒状のひのきで、通気性がよく、ムレ感がありません。ひのきの香が気分を和らげます。 |
★素材の種類はごく一部です。この他にもいろいろなまくらが増えています。