ふとんの玉手箱 スタッフ
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敷布団のお取り扱い方法

お布団は見た目以上に汚れています。

人は一晩でおよそ200ccの汗をかきます。
特に気温や湿度が高くなる季節は、多く汗をかき汚れやすく乾きが悪くなる季節です。梅雨時期は布団が干せなくて湿っぽくなり、カビやダニの温床になりがちです。 どれだけ品質の高いお布団でも日頃のお手入れを怠ると汗やホコリが蓄積され、雑菌やカビ・ダニ・悪臭の原因ともなります。 お布団が汚れていたり傷んでいると、ぐっすり眠れないのはもちろん、肌荒れの原因にもなりかねません。 そこで、いつも清潔で気持ちの良いお布団を使えるように、上手な使い方とお手入れの方法をご紹介します。

ばい菌イメージ

敷きっぱなしは厳禁です。

綿、羊毛、ウレタンなど敷布団の種類に限らず、長時間、敷き続けますと敷ふとんの裏側に湿気がこもり、敷ふとんおよび畳や床などにカビがはえることがありますので、絶対敷きっぱなしにしないでください。布団にできたカビのシミはクリーニングでもほとんど落ちません。
ただし、起きた後すぐに押入れにしまってしまうのもよくありません。

実は、押し入れの中は、意外なほど年中湿気が高く、夏場は80%以上にもなります。つまり就寝中の水分を吸い込んだふとんを、湿度の高い場所に収納することになるので、これは健康のためにも、ふとんのためにもマイナスです。
毎日ふとんを干せなくても、掛布団をどかし、しばらく放置して汗を発散させてから押入れにしまうか、畳んで、床との間に通気をして湿気を発散してください。

敷きっぱなし厳禁

長時間日干しは厳禁です。

日光には殺菌効果がありますが、干し過ぎると紫外線で、中身を包んでいる外側の布「側生地」を傷め、中身の吹き出しにもつながります。 また、お布団の中の詰め物も傷みます。羽毛なら日に焼けてパサパサになって暖かい空気を含めなくなり、綿わたや羊毛などの天然素材は油分を奪われてやはりパサパサになり、詰め物が細かく破壊され、内部からホコリが出やすくなります。

干す時間は、午前10時ごろから午後2時ごろまでの間で2時間くらい。夏は紫外線が強いので片面ずつ1時間くらいで十分です。午後3時を過ぎると空気中の湿気が多くなるので注意しましょう。
日光に干しても、ダニは表面温度の低い反対側へ移動してなかなか死滅しませんが、黒い布を掛けると全体の温度が上がり、ダニ退治には効果的です。

長時間の日干し禁止

ふとん叩きは厳禁です。

お布団直射日光にしっかり当ててから布団たたきで叩いて、ホコリやダニを取る……よくある布団干しの光景ですが、実は布団にとっては過酷なことばかりです。

アレルギー体質などで、寝具のダニが気になる方は、ふとんの掃除も大切です。
寝具表面のダニやダニの死骸、フンを除去する最も効果的な方法は、ふとんに掃除機をかけることです。これを毎日続けることで、ふとんのダニ数は極端に減少します。
特にぜんそくやアトピー性皮膚炎の患者を持つ家庭はこの方法で、発作の回数がかなり減少することが実験で明らかになっているそうです。
掃除機をかける際は、ふとんの生地が吸引口に張り付かないようにふとん専用ノズルをご使用ください。また、最近ではダニ対策専用のノズルも販売されています。

布団叩き厳禁

敷布団を快適に長持ちさせるには?

一日8時間、毎日使う寝具は常に清潔にしておかないと快適な睡眠が得られないばかりか、健康を損なう原因ともなります。
衛生的な寝具とは、まず汗や埃で汚れていないこと。これでカビや細菌の発生を防ぐことができます。 そして、いつも寝具の湿度を下げるような工夫をすることによって、ダニの増加を防ぐこともできます。

布団を立てる

シーツやカバーを掛けて頻繁に取替えましょう。

お布団にはカバーやシーツを掛けて使用することをおすすめします。 カバーやシーツは、布団本体が傷むのを防ぐ役割があります。 また、布団から出るホコリを抑えたり、そのホコリから人を守る働きや、睡眠中に出た汗を吸ってくれる働きもあります。 通常の布団カバーでもこまめにお洗濯・お手入れしていただくことでダニを防ぐことが可能です。 お布団を丸洗いするのは大変ですが、カバーやシーツを定期的に洗濯すれば、清潔な状態を保てます。 こまめに洗濯して、表面にいるダニや、ダニのエサとなるフケやアカを落としましょう。

布団カバーイメージ

敷布団の上下、表裏を日によって敷き方を替えましょう

敷布団は同じ人が敷布団の同じ部分で寝ることが多いので、どうしてもへたりやすい部分がでてきます。 特に背中からおしりの部分にかけてへたり易いので、腰痛の原因にもなる可能性もある為できるだけさけたいもの。
そこで、敷布団の頭の部分と足元の部分を日によって替えてみたり、表裏反対に敷いたりすることで、へたる部分の偏りを防げます。
これはベッドにもいえることで、マットレスは、特に大きいので一度敷くとなかなか向きを変えないものですが、是非定期的に向きを替えてできるだけ長持ちさせて買い替えの節約をしたいものですね♪

収納の仕方

押し入れに入れる場合は上の段へ。 下段しか使えない場合はスノコや除湿剤を活用しましょう。敷布団→掛け布団→枕というように、重いものから重ねていきます。 また、敷布団は体重のかかるところがへたりやすくなるため、上下や表裏を替えながら使うと長持ちします。 押入れの中は湿気がたまりやすい場所です。特に下の段は湿気がたまりやすいので、スノコなどを敷いて通気をよくしたり、除湿剤などで湿気を防いで下さい。
押入れは閉めっぱなしにしていると湿気がこもります。ふすまを開けて換気に気をつけましょう。
この際、片側一方だけを大きく開けるよりも、両側空けるようにすると空気の流れができて換気効果がぐんと上がります。空気の循環が悪いときは片側から扇風機で風を当てて、空気の流れを作るのも効果的です。

ふとん圧縮袋はあまり使わないでください。圧縮後の布団の回復率が100%ではない可能性があるため、ふとん圧縮袋はお薦めしていません。
しかし、収納スペースの都合上どうしてもという場合には、

●ふとんが湿気ているとダニやカビの発生の可能性があるので、収納前には必ずふとんを十分に乾燥してから入れてください。
●ふとんの変色、変質の恐れがあるため、防虫剤などは入れない。
●圧縮保存後、ふとんをお使いになるときは、回復させる為に必ず圧縮袋から出してから天日干しか、ふとん乾燥機で乾燥させて下さい。
などの注意点に気をつけ、圧縮袋に記載の使用上の注意を守ってお使い下さい。

すのこイメージ