まくらの選び方 お取り扱い方法
まくらの役割
枕は理想的な寝姿勢を保つ重要なアイテムです。 人はまっすぐにラクな姿勢で立った時、自然に一番負担の少ない姿勢を取ります。このS字ラインを保った姿勢でそのまま横になって寝ていただくのが理想的な寝姿勢です。 その時に敷き寝具と頭、首の間に隙間ができます。その隙間がその人の仰向け寝に合った枕の高さなので、人それぞれ高さが異なってくるのです。 この高さを測定し、その人に合った高さに枕を調節します。 枕は頭をのせるものと思っている方がいらっしゃいますが、首を支えることが枕の最も重要な役割です。
まくらの正しいあて方
肩口が枕に当たるくらい深く、首の裏側が枕にしっかり乗るように後頭部から首筋全体で頭を支えるようにします。
後頭部だけで支えると、首の筋肉が緊張した状態となり、首に疲れが残り、肩や首のコリを助長してします。
まくらの高さ
枕が高すぎると、首が無理な形に曲がり、肩こりや首筋の痛みの原因になります。 また寝起きの頭痛を引き起こすこともあります。
さらには女性には大敵の首のシワが増えます。 逆に枕が低すぎると、頭に血が上り、寝付きが悪くなったり、さらには熟睡の妨げになることもあります。 枕の高さは、体型や好みなど個人差がありますので、高さにこだわる方には高さ調節の可能な枕をおすすめします。
お洗濯でダニを除去
ある研究所が先ごろ行った調査によると、3歳から6歳の子どもが約1週間使用した枕カバーには、最大で123匹ものダニの死がいが存在したそうです。 ダニは喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすだけでなく、咬まれると痒みや炎症が起きてお肌にも大敵ですが、 このダニ、実は洗濯することでかなりのダニを除去することができるそうなんです。
枕はなかなか洗えませんが、枕カバーなら簡単にお洗濯できますね。 頻繁に洗うだけで、アレルギーや喘息、ダニによるお肌の荒れも大幅に軽減できるんですよ。 最近は取り換え簡単なパットタイプもあります。 梅雨時期や冬場など洗濯物が乾きにくい湿気の多い時期は、特にダニは増殖するので、ぜひ洗い換えのカバーをたくさん持って、ジャンジャンお洗濯してダニ退治しましょう。 また、ダニは湿気をとっても好むので、部屋の換気&枕や敷布団の乾燥とお洗濯(下記参考)も定期的に行いダニが増えないようにして下さいね