加賀鳶

加賀鳶とは

それは、粋なキレ味で酒造りの
妙技を味わえる日本酒です。
加賀鳶(かがとび)のコンセプトは「粋」。
酒米は兵庫県産の山田錦をはじめ、
各々の個性を納得いくまで見極め使用
純米造りの技を徹底的に追究し、日本酒の生命線である旨さの領域を広げた、
まさに酒造りの妙技を味わえるブランドです。
日本酒の生命線であるコクはもちろんのこと、
口に含んだときに広がる
味の膨らみや飲み込んだときの鋭いキレ、
品の良さといった4つの要素を
バランスよく組み合わせ、
個性のある味わいを引き出しています。

選び抜かれた酒

選び抜かれた酒米は、兵庫県中区の「山田錦」、長野県木島平の「金紋錦」、富山県福光の「五百万石」。これらの良質の酒米を契約栽培し、それぞれの個性を見極め、造りの基本に忠実に仕込んでいく。こうしたひとつひとつの積み重ねが、酒米の持つ個性と旨さを引き出します。

加賀鳶「キレ」へのこだわり

加賀鳶が最も大切にしていることは、「キレ」です。酒を口に含み、ゴクンと飲み込んだ時の味の消え方がキレです。 口に含んだ時「フワッ」とふくらみ、飲み込んだ後に「スッ」と消え、もう一杯飲みたいと思わせる酒を「キレが良い」と考えています。単に辛いだけでなく、日本酒の生命線である旨味を大切にしながらのキレる辛口。純米造りの技術を徹底的に追求することで、旨さの領域を広げる。「加賀鳶」は酒造りの妙技を味わえるブランドを目指しています。

「加賀鳶」のルーツは歌舞伎から

歌舞伎の演目に「盲長屋梅加賀鳶」(めくらながやうめがかがとび)というものがあります。 加賀藩江戸屋敷お抱えの大名火消し加賀鳶と、江戸の町火消しとの喧嘩がらみの、 江戸の人情や風俗を生き生きと表現した明治初期のヒット作です。作者は河竹黙阿弥。 芝居の冒頭は加賀鳶勢揃い。その意気のよさがブランドのコンセプトとなりました。 福光屋を歌舞伎の世界にいざない、加賀鳶を知らしめた河竹登志夫の曽祖父が河竹黙阿弥です。 河竹登志夫は多くの分野に亘って深い造詣をもち、食を愛し、酒をあそぶ。自ら加賀鳶の書を手懸けました。