DIYの木材作品

01 ウーハーボックスの天板&底板

目的の聴感上の性能・外観仕上がりは、ほぼ満足です。

田子 敏夫さまの作品

自作ウーハーボックス

作品について
人生の長期計画の中で実施して来た全真空管アンプ(3台)駆動の自作DACによるハイレゾ音源を再生する1畳サイズに設置できるマルチチャンネル・アンプ方式スピーカーシステム、写真中央下部センターに位置しているステレオウーハーボックスの天板と底板に使用しています。

御社からの加工板材の両面四方の角を鉋で面取りをした後、サランネット装着部の上下面の内側をネットが装着し易いようにデザインも含め、深くテーパーを付け、設置時のガイド穴やストッパー等を取付け、オイルフィニッシュ塗装で仕上げています。

特に天板は高音域を司るホーンシステムの台を兼ねるものですから、音響面の配慮から比較的固く、響きの良いハードメープル材を選択しました。仕上げ色も中音域を司るオリジナル設計によるオールスプルース材スピーカーボックスの経年変化色にも合うようにしています。

このステレオウーハーボックスは一体で作ると総重量53kg程になってしまい、1人での移動も困難となる予想がされていましたので、大きく分けて7つ程のパーツで構成し、設置場所で一体に組上げができる構造としています。
木工作業の経験
木工製作は数十年ぶりでしたが、高校・大学在学中の大工のアルバイトが多いに役に立っていると思います。
作業時間
加工は1日2時間程度で2日程、塗装は塗り10分、乾燥12時間を3回、仕上げ塗装、塗りと乾燥、磨きで2時間の延べ4日程(土日のみ2週)。
当店について
無垢材も扱うと利用範囲が広がるのではないでしょうか?
また、細作目的の金具、ネジ等のパーツも御社営業拡販を増すかも知れません。

フジイの集成材スタッフのコメント

田子さまにご購入いただきましたハードメープルは、当店で取り扱っております樹種の中でも特に「硬い」部類に入ります。
そのため、きっと よく音が跳ね返り、響きも良いこととお察しします。
高音域のホーンシステムからの音をよく響かせ、逆に低音域のウーハーの余計な振動を吸収してくれそうな気がします。
(あくまで、個人的な想像ですが・・・。)

さらに、「硬い」ということは加工もしづらいのですが、きれいに仕上がっていますね!
オイルフィニッシュ塗装で仕上げられたことにより、木目も生きており スプルース材スピーカボックスともバッチリ合っているように思います。

そして、ウーハーボックスだけで重量が53kgにもなるのですね!
それを、考慮して「設置場所で一体に組上げができる構造」にされたとは素晴らしいですね。

何より、あの大きなスピーカーシステムをご自分でお作りになられたことに大変、感服いたしました。
スピーカーやオーディオの知識は乏しいのですが、音楽鑑賞は大好きです。
ハイレゾ音源を視聴するイベントに出かけたこともあり、田子さまのお作りになられたスピーカーシステムよりどんなステキな音が奏でられるのか興味津々です。

コメント・・・店長 松本

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