土を研究し続けること3年。失敗と挑戦の繰り返し。
完成に到達できるのか誰にもわからない挑戦でした。
その間、家族やスタッフは文句一つ言わずに私に付き合い続けてくれ感謝しています。
土は有田焼として使ってもらって初めて価値がある。
だからこそ「軽い」「強い」の機能性を追求し続けながら、有田焼の技法を思う存分活かせるように、原料の「色」をとても大切にしています。
フッチーノは「吸い込まれるような白」が特徴の1つ。
自信があります。
皆様の生活に有田焼フッチーノを使っていただけるように、これからも挑戦し続けます。
最初にフッチーノの土を見て感じたこと。それは「高価」だということ。「土」が良いモノだということなのはわかる。「未来がある土」だと本気で思う。でも高価な土をどう使えるだろうか……とにかく悩みました。
良いモノだったら、有田焼を愛してもらえる、お客様に喜んでいただける。そのためには、商品にしなくては……
そこで、商品化する為に共同体を作りました。
どうにかコストカットができないかと皆で考え、商品化が実現。
「有田焼フッチーノ」を通して、日本の底力を見ていただけると思います。
-
「想像」を「創造」するために、私たちは力を注ぎ続け23年。
焼き物を生み出すためになくてはならない「型」=設計書です。 -
型を使い生地を作るその生地製造の1つが【マシーン成型】です。
「フッチーノの土は他と違う」と感じています。 -
生地を作る別の手法に【圧力鋳込み】があります。
完成品ではないからこそ、縁の下の力持ちでありたいと願い35年。 -
素焼きした陶器の表面に釉薬を掛けて焼きます。釉薬とは表面を覆っているガラス質の薬。フッチーノの土に合う釉薬を研究開発しています。
-
フッチーノの商品化のため、これまで多くの試験を行いました。
土から生地ができ、その後の商品になるまでの道のりが私の工程です。 -
7人の職人達が、各工程で魅せる技術とプライド。
有田の伝統を守りながら挑戦し続ける、これこそが「有田焼フッチーノ」です。
土を追求して実現させた「強さ」と「軽さ」。
これこそがフッチーノの原点。
「軽い」と「強い」は両極端。軽くすれば弱くなり、強くすれば重くなる。
この2つを同時に併せ持つ事を実現しました。
この土が「有田焼フッチーノ」です。
未来を想像して型を制作します。
この型がないと製品はできません。
原料は石膏で作られます。
マシーン成形や圧力鋳込みで生地が作られる時にそれぞれの特徴を理解し、研究し、計算しつくして「型」を作り上げます。
成形の工程です。
土を型にはめこみ、商品の形に成形します。
マシーン成形に適しているものは円状で、丼やお茶碗のようなもの。
製品の厚みや形、生産量全てにおいて安定感があること、これがマシーン成形の特徴です。
こちらも成形の工程の1つです。
機密性が強く手間も少なく、手作り感のある面白い形状の製品などを数多くを同じような品質で作れる点が魅力です。
二重型の石膏型に圧力を加えて土を注入し成形する技術です。
釉薬を素焼きした陶器の表面に釉掛け(くすりがけ、釉薬を付けること)をし、焼くと表面をガラス質が覆い、小孔をふさぐために耐水性が増します。
ガラス質特有の光沢を得ることができ、様々な色や模様を表現することもできます。
生地を預かり、素焼き→絵付け→本焼き→検品を経て、完成するまでの一連の工程です。
有田焼フッチーノの特徴を引き出すための工程間の扱いには他の土との違いが現れます。
使いやすさはもちろん、保温性や有田焼独特の素材感や色味を感じていただきたいです。
企画の工程は、モノがありふれている世界でどのように受け入れてもらえるか、思考錯誤の毎日です。「有田焼フッチーノ」は進化し続け、皆様の食卓へ適応し続けることができる、唯一の器だと確信しています。
数ある楽天市場の商品の中から「有田焼フッチー ノ」を見つけてくださったのも何かのご縁。是非、実際に手に取って、フッチーノを感じていただけると嬉しいです。