デンマークで最も知られているデザイナーの一人「カイ・ボイスン/Kay Bojesen」。ジュエリーをはじめとするライフスタイルブランド「ジョージ・ジェンセン/Georg Jensen」で働いたのち、銀細工師として独立。
1930年代には長男の誕生をきっかけに木製玩具の制作を開始。今ではカイ・ボイスンのアイコン的存在にもなっている「モンキー」をはじめ、さまざまな動物を制作しました。また、1938年にデザインしたスプーン、フォーク、ナイフのカトラリーセットは、1951年のミラノトリエンナーレから3年連続で最優秀賞を受賞したことから「グランプリカトラリー」と名付けられました。デンマーク王室御用達のこのカトラリーは世界中でベストセラーとなりました。木工、金工を問わず、品質の高さ、人を魅了する美しいデザインは発売開始より70年を過ぎた今も色褪せることはありません。