アルテックの独自技術 L-Legsとは?

  • アルテック製品の多くに使用されている「L-Legs」。無垢材の先端から切り込みを入れ、薄い板を挟み、熱を加えて曲げる特殊な技術です。これは素材としての可能性を広げた革新的な技術であり、さらに強度や耐久性の融合を実現しています。

  • まっすぐな無垢のバーチ材にスリットを5本入れ、曲げるための加工をしています。

  • スリットに薄い板を挟み、曲げ加工をしたL-Legs。美しい曲線が並びます。

  • 余分な部材を落とし、隙間を木くずでパテ埋めする作業。

  • 最後にヤスリをかけ、美しい仕上がりに。

「すべての人の暮らしにいいデザインを」という考えのもと、アアルトがたどり着いたのは家具パーツのスタンダード化でした。代表的なものが、アルテック独自の曲げ木加工を施した「L-レッグ/L-Legs」。このL-レッグを応用し、サイズやかたちの違うさまざまな天板とあわせることで、多様なニーズに応えるラインナップを実現。また、機械による工程と職人による手作業の製造システムをつくることで、高品質な家具を適正な価格で大量生産することを可能にしました。効率よく機械化を取り入れることで、より多くの人に、デザイン性も機能性も優れた家具を届けることができるようになったのです。天板には、枠組みしたバーチ材の上下に薄い板を張って仕上げる「フラッシュ構造」を採用。何年使ってもたわむことのない丈夫さと、楽に持ち上げられる軽量さの両方を兼ね備えています。
 

※音声が出ます。メーカー提供の動画です。
アルテックの代表作「スツール 60」の製造の様子を撮影したものです。