【吉祥寺店】ヴィンテージティーマフェアのお知らせ

ヴィンテージ ティーマ フェア 開催のお知らせ

free design 吉祥寺店では、今年70周年を迎える「イッタラ/iitala」社の「ティーマ/TEEMA」シリーズを記念して、2022年3月11日(金)〜3月31日(木)の期間、「ヴィンテージ ティーマ フェア」を開催いたします。

北欧食器の中で、最も人気があると言っても過言ではない「ティーマ」シリーズは、"フィンランドの良心" と称されるデザイナー、カイ・フランク(1911-1981)の代表作の一つ。誰にとっても使いやすく、見た目にも美しいぬくもりのある食器を追求し、デザインされました。その誕生は、第二次世界大戦後間もない1952年にデザインされた「キルタ/KILTA」シリーズがもとになっています。当時では珍しかった丸や四角といったシンプルな形、スタッキングして収納することまで考え抜かれた万能なテーブルウェアとして生み出され、現在は「ティーマ」と名を変え、70年経った現在も世界中で愛用されています。

この度、吉祥寺店で開催する「ヴィンテージ ティーマ フェア」では、マグやカップ&ソーサーを中心に、250点以上を展示・販売いたします。 現在は製造されていないアイテムやカラー、希少な「キルタ」時代のアイテムなど、掘り出し物が見つかるチャンス。時を超え愛され続けるティーマの魅力を存分にお楽しみください。もちろん現行のティーマも並ぶので、組み合わせてコーディネートするのもおすすめ。
たくさんのアイテムが一堂に集まるまたとない機会ですので、ぜひ期間中に足を運んでみてください。


PICK UP

マグやカップ&ソーサーを中心に250点以上が大集合!

現在は製造されていないアイテムや廃盤カラーなどが並びます。特に人気のイエローはたくさんご用意しました!

希少な掘り出し物も!


現在取り扱いのない形・カラー
今ではつくられていないアイテムやフォルム、カラーがたくさんあります。 時代に合わせて色も形も少しずつ変化していますが、基本的なデザインの理念は変わらないので、年代の違うものや現行品と合わせてもしっくり馴染みます。

キルタ/KILTA
フィンランド語で「ギルド(組合)」という意味を持つ「キルタ」。 ものづくりは一人で行っているのではなくチームによるもの、と考えたカイ・フランクによって名づけられました。
「KILTA GLAZE」と呼ばれる独自の釉薬により、濃淡のある優しい風合いで、縁の部分が淡く、白っぽいのが特徴です。量産品ですが型の出来などによって個体差があります。

イエロー
日本で最も人気のあるヴィンテージティーマのカラーが「イエロー」。温かみのある色味が食卓を華やかに彩ります。 2005年に廃盤になってから、不定期で生産されていました。釉薬がなくなってしまったため同じ色でつくる事ができなくなってしまい、入手するのが難しくなってしまったカラーです。

バックスタンプ
オーブンが使えることを伝える「KILTAロゴ」、"王冠ロゴ" と呼ばれる「ARABIAロゴ」、 ARABIAからiittalaへ移行時の「iマーク」と「ARABIA」が並記されたロゴなど、 バックスタンプからも時代を感じることができます。かすれて消えてしまっているのも味わいがあります。

フォルムの違い
「キルタ コーヒーカップ&ソーサー」(右)と「ティーマ コーヒーカップ&ソーサー」(左)。 キルタ時代は上部に向けて広がりがある形ですが、ティーマになってからは、ストンとストレートに近い形に。 フォルムの違いを楽しむのも◎。

以上は今回のコレクションのほんの一部です。この他にもたくさん並びますのでご期待ください。



TEEMA NEWS!

2022年3月23日(水)より、
現行品に新色・新サイズか登場します!

70周年を記念して、3月23日に新色「ヴィンテージブルー」「ヴィンテージブラウン」が発売になります! この色は、キルタ時代のカラーを復刻したものなのだとか。本物のヴィンテージと見比べてみて、その違いを楽しんでみては?
現行品の販売は、当オンラインショップ、または吉祥寺店でも予定しております。こちらもどうぞお楽しみに!



「キルタ/KILTA」から「ティーマ/TEEMA」へ。
歴史をおさらい


1952年にフィンランドのデザイナー、カイ・フランクによって、「ティーマ」の前身「キルタ」がデザインされ、現在に至るまで70年の時が経ちました。時代の変化に寄り添いながら、現代においてもなお愛され続ける「ティーマ」とは、どのような経緯で誕生したのでしょうか。

カイ・フランク/Kaj Franck
カイ・フランク
1940年代の北欧やヨーロッパの家庭では、単用途で華美な装飾を施した「ディナーセット」を揃えるのが一般的とされていました。ところが第二次世界大戦によって物資だけでなく住宅も不足し、狭小な住環境に暮らす市民が多かったなどの背景もあり、豪華なディナーセットは、一般的な家庭にとって、決して使いやすいものではありませんでした。
そんな悩みを脱却すべく、カイ・フランクは、装飾的な要素は色釉のみ、コンパクトに収納でき、必要に応じて買い足しができる、シンプルな形で多用途なテーブルウェアシリーズとして「キルタ」をデザインしたのです。
画期的な思想のキルタシリーズは、受け入れられるまでに時間がかかりましたが、「Smash the service!(ディナーセットを粉砕せよ)」というスローガンのもと、会社をあげての宣伝の結果、その後大ヒットを記録することになります。
しかし、発売から20年を迎えた1973年、原材料の高騰やオイルショックの影響などもあり生産終了が発表され、1975年には惜しまれつつ廃盤となりました。

ところが、国内だけではなく海外からも復活を望む声が多かったため、カイ・フランク監修のもと1981年に「ティーマ」として生まれかわります。
素材が陶器から磁器に代わり、オーブンだけでなく電子レンジや食洗機にも対応できるようになりました。
2002年頃にはグループ統合・ブランド再編により、ティーマは「アラビア/ARABIA」社から「イッタラ/iittala」グループのブランドへ組み込まれることになります。
2005年にはティーマシリーズのリニューアルにより、アイテム・サイズ・カラーなどが大幅に変更されました。
そして、2016年にはフィンランドの工場が閉鎖され、生産拠点が海外へ移行されるなど、時代の波に流されながらも、 現在でも、カイ・フランクの理念を継承し、北欧を代表する食器として愛され続けています。





開催概要

【開催期間】
2022年3月11日(金)〜3月31日(木)

【会場】
freedesign 実店舗
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-2-2F
営業時間:11:00-19:00
無休

【注意事項】
※会期中の3月11日(金)、12日(土)は、多くの方のご来店が予想されるため、開店時間を繰り上げる場合がございます。 ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
※お電話・メールでのご注文やお取り置きは承っておりません。
※ご来店の際には、マスクの着用ならびに、店内でのソーシャルディスタンス確保のため、2名様以下でのご来店にご協力いただけますようお願い申し上げます。
※店内が混雑してしまった場合には、ご入店を制限させていただく場合がございます。
ご不便をおかけすることになり、誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解のうえ、ご容赦いただけますよう、お願い申し上げます。
※当店で取り扱うヴィンテージ食器は、現地では日常的に使用されているものですが、日本の食品衛生法に基づき装飾品として輸入しています。