黒ぶどうの代表選手 “カベルネ・ソーヴィニョン”
フランスのボルドー地方の主力品種で、アメリカ・チリ・オーストラリア・南アフリカなど世界各国の温和・温暖なエリアで栽培されている。濃い色素・多くのタンニンをもつ厚い果皮をもつ小粒の品種である。
熟成後に堪能できる真価”
醸造直後の若いワインの味わいはしっかりとした酸味と渋みがあり、フルボディなどと呼ばれるパワフルな赤ワインができる。この高いレベルの酸味やタンニンを和らげるために、メルローなど他品種とブレンドされることが多い。ブドウの成熟が難しい地域や年では特に重要になる。
また、瓶詰め前にオーク樽で一定期間の熟成で味わいがやわらかくする。瓶詰め後は高い酸味とタンニンが防腐剤の役割となり、長期の瓶内熟成を可能にする。熟成が進むと、バランスのとれた味わいを楽しむことができる。