苦労した点やこだわりを教えてください。
耐久性へのこだわりを極めました。 10年物干しの主な部品素材はアルミとプラスチックです。 しかし通常のアルミではつなぎ目や、 傷口から赤サビが発生してしまい強度に不安がありました。 そこで、10年物干しは「アルマイト」という皮膜を作る表面処理を行うことにより、 耐食性をさらに高めることに成功しました。 強度をUPさせつつ、見た目にもこだわった上品な素材感も実現できました。 またキャスターは、大容量の物干しにも耐え、 スムーズに動く直径の大きい丈夫なキャスターを採用しています。 オリジナル家具であれば、長年の経験やアイデアのもと、企画開発をしていますが、 10年物干しのような日用品は経験も浅く、お客様からのお問合せやご意見も重要です。 実際に使ったお客様からの声を受けてリニューアルを重ねることで、 10年物干しはロングセラー商品に育ちました。
なぜ室内物干しを開発することになったのですか?
きっかけは、 洗濯・物干しの「矛盾した不満」でした。 洗濯・物干しは、自分自身も日々する上で悩みもありましたし、 社内の主婦スタッフからも同じような悩みを聞く機会がありました。 実際に、家庭での洗濯状況を調べてみると、 共働きなどで天候を気にして外に干せなかったり、防犯上の問題、花粉・PM2.5など 室内で干している人が非常に多いことが分かりました。 室内で家族分の洗濯物を干すとなると大容量の物干しが必要になります。 ですが狭い室内では大きな物干しは邪魔になる、 という矛盾した不満があることも分かりました。 その解決として、干す容量によって大きさを対応できる伸縮式で、 且つ邪魔な時に移動が楽なキャスター付き、コレも大事!アレも欲しい!と 意見が広がり、軽くて丈夫・水に強いアルミ製の10年物干しの企画が立ち上がりました。