●防風(ボウフウ)

【効能】発汗、解熱、鎮痛、鎮痙

【薬理作用】去風解表・去湿解痙・止瀉止血・発汗・解熱作用、鎮痛作用、利尿作用、抗ウイルス作用、抗菌・抗真菌作用

【性味:性】微温

【性味:味】辛・甘

【帰経】肺・肝・腎経

【用量】3~15g。煎剤に用いるときは、残渣を除去した煎汁に溶かして服用する

【使用上の注意】防風と荊芥の比較:防風は荊芥より温性で去湿(湿によって生じた症状を取り除くこと)の効能があることである。それゆえ、風湿による痺痛には防風を用いて荊芥は使用しない。

 

●牡蛎(ボレイ)

【効能】鎮静、鎮痛、解熱、収斂、制酸、止渇

【薬理作用】重鎮安神・平肝潜陽・収斂固渋・軟堅散結・制酸止痛・鎮静・鎮痛作用、収斂作用、解熱作用、腫塊消散・減少作用(軟堅)

【性味:性】微寒

【性味:味】鹹・渋

【帰経】肝・胆・腎経

【用量】湯剤には15~30g。頸部リンパ腺炎には90~120gまで用いる。先に煎じる。粉剤は毎回3~6gを沖服する。

【使用上の注意】

 

●浦黄(ホオウ)

【効能】収斂、利尿、止血
【薬理作用】斂止血・活血祛瘀 止血作用・子宮収縮作用・利尿作用・抗結核作用
【性味:性】平
【性味:味】甘
【帰経】肝・心包経
【用量】5~9g。細末を沖服するのがよい。煎剤に加えるときは包煎する。
【使用上の注意】 活血祛瘀には生で用い、収斂止血には炒って用いる。ただし、生でも止血作用がある。一般には生を用いることが多く 、出血にオ血をともなう場合には生・炒各半量ずつを用いる。
 実証の出血に適している。
 子宮を収縮させるので、妊婦には禁忌である。

 

●補骨子(破故紙)(ホコツシ)

【効能】強精、強壮、固精縮尿作用がある
【薬理作用】補腎温脾・固精縮尿 冠状動脈の拡張作用・外用で皮膚のメラニン新生を促進する作用・抗菌作用・肉腫抑制作用
【性味:性】大温
【性味:味】辛・苦
【帰経】脾・腎経
【用量】3~6g。多服すべきでない。
【使用上の注意】 古人は経験的に、補骨脂は非常に燥性が強いので軽々しく使用すべきではないとしている。現在の臨床的な観察でも、 熱性が強い薬物であるため服用後に口が渇く・舌や咽喉部がかわいて痛むなどの熱象を生じることがある。それゆえ、陰虚火旺のものは 服用してはならない。なお、胃に対する刺激性があるので胃疾患があれば使用しない方がよいが、虚寒の消化性潰瘍なら使用してもよい 

●牡丹根皮(ボタンコンピ)

【効能】消炎性駆瘀血薬、解熱、鎮痛、鎮静、鎮痙、通経、排膿、消炎
【薬理作用】清熱涼血・活血祛瘀 抗菌作用・降圧作用、paeonol は動物の子宮粘膜を充血し、月経を発来する。
【性味:性】微寒
【性味:味】辛・苦
【帰経】心・肝・腎経
【用量】6~9g
【使用上の注意】 

 

●防己(ボウイ)

【効能】消炎、利尿、鎮痛
【薬理作用】去風利湿・清熱 鎮痛・利尿作用がある。
【性味:性】寒
【性味:味】苦・辛
【帰経】膀胱・肺経
【用量】5~15g
【使用上の注意】 汗・口渇・口が苦い・盗汗など陰虚の症状があるときは、用いない。脱水のおそれがあります

 

●芒硝(ボウショウ)


【効能】
【薬理作用】
【性味:性】
【性味:味】
【帰経】
【用量】
【使用上の注意】