●白朮(ビャクジュツ)
【効能】健胃整腸、強壮、利尿、解熱、鎮痛、止汗
【薬理作用】補裨益気・燥湿利水・健胃作用・利尿作用・鎮静作用
【性味:性】温。微香がある
【性味:味】甘・微苦
【帰経】脾・胃経
【用量】3~12g
【使用上の注意】白朮は温・燥の性質があるので、高熱・陰虚火旺・脱水(津液不足)・口や舌の乾燥・煩渇・尿が濃い・湿熱の下痢(赤痢・急性細菌性腸炎など)・肺熱による咳嗽などには使用すべきでない。
蒼朮との比較:蒼朮は、性味が辛烈で・燥散の性質が強く、補益力が弱い。白朮は、微辛でやや苦味があり・発散よりも補益力の方が強いので、健脾に適している。
●白芷(ビャクシ)
【効能】鎮静、鎮痛、排膿、通経、止血、抗菌
【薬理作用】去風解表・止痛・消腫排膿・燥湿止帯・鎮痛作用・中枢興奮作用・抗菌作用
【性味:性】温
【性味:味】辛
【帰経】肺・胃経
【用量】3~9g
【使用上の注意】 白朮は温・燥の性質があるので、高熱・陰虚火旺・脱水(津液不足)・口や舌の乾燥・煩渇・尿が濃い・湿熱の下痢( 赤痢・急性細菌性腸炎など)・肺熱による咳嗽などには使用すべきでない。
蒼朮との比較:蒼朮は、性味が辛烈で・燥散の性質が強く、補益力が弱い。白朮は、微辛でやや苦味があり・発散よりも補益力の方が強 いので、健脾に適している。
●檳榔子(ビンロウジ)
【効能】収斂、健胃、抗菌、駆虫
【薬理作用】殺虫・消積・理気 駆虫作用・健胃作用・抗ウイルス作用・抗真菌作用・縮瞳作用
【性味:性】温
【性味:味】辛・苦
【帰経】胃・大腸経
【用量】駆虫には9~90g、他の場合は6~12g。
【使用上の注意】 副作用は下痢・悪心・嘔吐・胃腸痙攣などである。
条虫駆除には煎剤を冷やして服用した方が副作用が少ない。
駆虫薬として用いるときは、檳榔子を数時間水につけたのちに煎じた方が効果がある。
●百合(ビャクゴウ)
【効能】滋養強壮、鎮咳、去痰、利尿
【薬理作用】 潤肺止咳・寧心安神 利尿・鎮咳・鎮静の作用がある
【性味:性】微寒で潤
【性味:味】甘・苦
【帰経】心・肺経
【用量】9~30g。少量では無効である。
【使用上の注意】
●枇杷葉(ビワヨウ)
【効能】鎮咳、去痰、鎮嘔、止渇、利尿、健胃
【薬理作用】 化痰止咳・和胃止嘔 鎮咳・去痰・健胃の作用がある。抗インフルエンザ作用もある。
【性味:性】涼
【性味:味】苦
【帰経】肺・胃
【用量】9~15g
【使用上の注意】水鼻のあるものには用いない。