●健康な老犬生活の基礎を作るためには食事の見直しが最重要 |
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シニア犬になると、運動量が減り、消費カロリーも減ってくるので、
消化・吸収がよく、低脂肪高たんぱく質の低カロリーな
シニア犬用の食事に切り替えましょう。
■シニアフードへの切り替え時期
ワンちゃんが7〜8歳になったら、
シニア犬用フードに切り替えます。
シニア犬用フードは消化吸収がよく、
低カロリーに調整されているので、
満腹感が得られ、胃腸に負担がかからず、
肥満の予防にもなります。
切り替えるときは、急に新しいフードにすると食べないこともあるため、
今までのフードに少しずつ混ぜ、
徐々に新しいフードの量を増やしていき、
2週間ぐらいを目安に切り替えます。
■量より質を重視
シニア犬の食事に切り替える際に、
食事の質を見直すことが重要です。
市販のシニア犬用フードは、粗悪な材料を使っていたり、
有害な添加物が含まれているものも少なくありません。
食事の質は健康に直接影響を与えるため、
本当に良質のものであるかを見極めて与えるようにします。
良質なドッグフードを選ぶ基準 |
- アメリカのAAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の基準に合格承認されているもの
- 成分、内容量、給与方法、製造年月日、賞味期限、原材料、原産国、事業主の氏名または名称・住所が表示してあるもの
- ナチュラルな材料を使用しているもの
- 内外包装に窒素加工を施しているもの
- 賞味期限が6ヶ月以内のもの
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■食べやすいように工夫をする
食器を床に置いて顔を下げて食べる姿勢は、
年をとって足腰が弱くなると、つらくなってきます。
飲食が楽な姿勢で行えるように、
食器と水入れを台などに置いてやり、食べやすいように工夫するとよいでしょう。
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ペットがエサを食べる時、最良の高さで食べられる
高さ調節タイプのフード&ウォーターフィーダーです。
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ホリスティックフードについて
ホリスティックフードの『Holistic(ホリスティック)』とは、
「全体・つながり・ バランス」などを意味する言葉です。
そして、心と身体全体に気を配り、バランスを整え、
心身ともに最良の状態を保つためのケアを「ホリスティックケア」と言います。
中でも、フード=「食べること」はその基本に位置づけられ、
ホ リスティックフードと呼んでいます。
このホリステックフードはペットフードの中でも最上級と位置づけられており素材やそのポリシーなど厳選したごく限られたフードに使われる総称です。
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●良質のサプリメントを活用して栄養のバランスを整える |
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病気は栄養のアンバランスから起こります。
シニア犬用の食事に切り替えても、毎日の食事だけでは補えない
成分を補給するため、また、健康に不安がある場合に、サプリメントで栄養素を補い、ワンちゃんの食生活をよりバランスのよいものにします。
老犬に多くみられる関節疾患
7才以上の老犬あるいは老化の症状のみられるワンちゃんは、
関節のトラブルを気をつける必要があります。
関節炎は完治させることは難しいですが、症状を和らげたり、
別の問題の併発を抑えてあげることは可能です。
関節炎、軟骨の疾患に効果があるといわれる
グルコサミンとコンドロイチンを多く含んだものを与えてください。
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老犬の関節炎の緩和のためのサプリメント
全国の動物病院で処方されています
「Inhancer(インハンサー)」
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●老犬の適度な運動は老化防止に不可欠 |
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「年だから」とあまり運動をさせないようになると、
かえって筋力が衰え、刺激がなくなるため痴呆になってしまう場合があります。
ワンちゃんの状態に合わせてなるべく毎日散歩や遊びをし、
適度な運動を続けるようにします。
■老犬に合わせた散歩で適度な気分転換
散歩をする時は、ワンちゃんが若い頃よりも
時間を短くして、ゆっくり歩くようにします。
後ろ足のふらつきが目立つようになったら、首輪からハーネスに切り替えると、
首に負担がかかりません。
足腰が弱って歩くのが難しいようであれば、
ワンちゃんを抱っこして散歩をするだけでも刺激になります。
■散歩が出来ない場合は室内遊びで気分転換
室内での遊びも効果的です。
室内でのかくれんぼ、おもちゃやおやつを隠すゲームは
ワンちゃんの興味を刺激し、動き回るため、
適度な運動ができます。
知育おもちゃは、中にフードを隠せるおもちゃです。
フードを取り出そうとして、足で転がしたりくわえて振り回したりと
ワンちゃんの脳を刺激するため痴呆防止にもおすすめです。 |
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パズル学習トイ
ペットが遊びながらおやつにありつけ、学習するので知能の発育と運動不足・退屈の解消に役立ちます
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●老犬の寝床や場所、方法について見直す |
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老犬になると、ひとりにされるのを嫌がり、不安を覚える傾向が強くなります。
できるだけ、ワンちゃんが安心できる場所を創る必要があります、。
■専用スペースに快適な寝床を用意
リビングなど家族の目が届く場所に、専用スペースをつくります。
ワンちゃんが暑すぎず、寒すぎない、温度に配慮した場所を選びます。。
老犬になると、寝床で眠って過ごす時間が増えてきます。
まず、長時間寝転んでいても体に負担のかからない、
ゆったりと過ごせるベッドを用意します。
必要に応じてクッションやマットを敷きます。
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すべり止めつきで安全
ペットの体に負担がかからないベッド
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●老犬のお手入れ |
老犬とのスキンシップ&コミュニケーションは
ワンちゃんが若い頃よりも大切です。
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■スキンシップの原点であるグルーミングを欠かさず行う
ブラッシングしながら、皮ふの状態をよく観察し、
毛が異常に抜け落ちていないか、
皮ふが炎症をおこしていないかなどを見ます。
顔、お尻、生殖器、肉球は毎日拭いてあげます。
目やに、耳あかがたまると感染症にかかりやすくなるので、
専用のローションなどを使って掃除してあげましょう。
肉球が傷いたり固くなった場合は、
ローションやクリームでマッサージしてあげるのも効果的です。
犬用のブーツや靴の利用も効果的です。
■老犬のシャンプー
体力がなかったり、介護中のワンちゃんには、
水なしシャンプーを使うと良いでしょう。
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目やに掃除専用のローション。
リラックス効果、鎮静効果がある
ハーブ配合のローション。
イヴ・サン・ベルナルド
「クリーンアイズローション」
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●老犬がかかりやすい病気を知っておく |
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老犬がかかりやすい病気の予備知識を持っておくことで、日常生活の中でのちょっとした変化から、
ワンちゃんの不調を発見できることがあります。
また、5歳ごろから定期的に健康診断を行っておくことで、病気の早期発見ができます。 |
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■老犬がかかりやすい病気 |
・がん
体表にできるものが多く、マッサージなどで体を触っていると発見しやすい。1日1回はお腹をなで、乳腺をつまんでしこりの有無を確認する。 |
・腎臓病
腎不全を起こし、慢性化しやすい。水を多量に飲んでよくおしっこをする多飲多尿、毛ヅヤがなくなる、体重が減るなどの症状が現れる。定期健診を受けて、早期発見ができるよう気をつける。 |
・アレルギー性皮膚炎
原因を突き止めにくく、完治しにくい。栄養療法で、根気よく体質を変えていくのが最善の方法。 |
・心臓病
何かがのどに詰まったようなセキを、運動のあと、明け方などにする、運動を嫌がる、2〜3分湿疹するなどの症状がある。 |
・糖尿病
食欲旺盛になる、多飲多尿といった症状がみられる。主に肥満からくることが多いため、食事の管理が予防につながる。 |
・子宮蓄膿症
メスのシニア犬に多く、子宮に膿がたまる。多飲多尿、外陰部におりものが出てきたら早急に治療をする。 |
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