Chariotは1991年、カナダのカルガリーで創業したチャイルドトレーラーのブランドです。革新的なデザインと斬新な機能を備えた、 「Xカントリーシリーズ」の開発により、「世界最高峰」のブランドとして、世界中にその名を知られるようになりました。 そんなChariotの創業間もない頃のストーリーです。 |
自社ブランドは未だ商品力に欠けるため、キャノンデール製トレーラーのOEM製造等を手がけ、 なんとか糊口をしのぐ日々が続いていました。 「今後売れるトレーラーを作るにはどんなものがよいだろう。」 創業者のダン・ブリットンは思索にふけりました。 そんなある日、ダンは公園で、大型ベビーカーを使ってジョギングをしている親子を見つけました。 赤ちゃんは気持ち良さそうにスヤスヤと寝ています。 「へぇ〜、ベビーカーにあんな使い方があるのか、結構走れるものだな。」 そう思った瞬間、電光のようなひらめきが彼の頭の中を走りました。 「そうだ!ベビーカーのような乗り心地のよいトレーラーを作ろう。自転車で引っ張るだけでなく、 前輪を装着してベビーカーのように使えるものにしよう。カルガリーはスキーでも有名な町だ。 ジョギングだけでなくスキーも出来るアクセサリーをつけたら、すごく面白いぞ。」 彼は興奮を抑えながら、自らのアイデアを紙に書き留めました。 このアイデアは、後に同社のアイデンティティーとなる CTS(Child Transport System)の根幹を成すものでした。 ■エアロダイナミクスデザインで空気抵抗を低減する ■車高をなるべく低くして、低重心の安定走行が出来るものにする。 ■リクライニングが深く、子供がよりリラックスして座れるシートデザインにする。 ■調整式のサスペンションを採用して、室内居住性を上げる。 ■また、居室と荷物入れを独立したコンパートメントにまとめることで室内居住性を向上させる。 ■ボルトやナットがむき出しの旧来型の設計を排除し、子供に優しいデザインにする。 ■組立に工具を使わない。また、部品の装着は全てワンタッチ着脱にする。 ユーザー目線で、商品を開発するという慣行がまだ少なかったのです。 こうして誕生したのが、CTSを搭載した「X カントリー・シリーズ」でした。 このモデルは、プロサイクリストやトライアスリートの潜在的な需要をつかみ、 同社を一気に世界企業へと押し上げたのです。同社はそれまでは存在しなかった、 「高級スポーツトレーラー」ジャンルを確立し、名実ともに世界最高峰の名声を手に入れました。 さらに2011年、同社は、ヨーロッパのTHULE<スーリー>社との合併を発表。 合併後は、製品にスーリーの特徴を加味した「THULE CHARIOT」として ブランドを刷新、新たな価値を創出して今日に至っています。 |
「スーリー」は、1942年にスウェーデンで創業した世界最大のカーキャリアメーカー。 「スーリー」のモットーは、「Bring Your Life(暮らしを運ぼう)」。 自転車、スキーやサーフボードなどのカーキャリアや、スポーツ用品などを手がけ、 アクティブライフを楽しむ人々が大切なものを安全かつ手軽に運べるように応援します。 「スーリー」は革新的なスタイルと品質を守りつつ、軽量かつ耐久性に優れたデザインの アイテムを展開しています。アウトドアをはじめ日常生活にも使える、スタイリッシュで 高機能なラインナップを数多く取りそろえています。「スーリー」の [ACTIVE WITH KIDS]は 「ベビーカー」「チャイルドトレーラー」に特化したシリーズです。2017年より弊社が、 [ACTIVE WITH KIDS]部門の正規ディーラーとして、THULE製品をお届けしています。 |