琉球伝統の酒!「泡盛」特集

沖縄の特産品として人気の酒「泡盛」。米を発酵させて蒸留する伝統の製法で作られています。 黒麹で発酵させることと、発酵時にサラサラとした液状となるタイ米を使っていることが、泡盛の大きな特徴です。同じ蒸留酒でも、一般の「焼酎」とは違う独自の香りと味わいが魅力です。

琉球伝統の酒!「泡盛」特集

琉球王朝より続く泡盛の歴史

琉球王国時代には貴重な輸出品であったので、泡盛の生産は王府によって厳格に管理されていました。製造を許されたのは、首里三箇(しゅりさんか)と呼ばれる一部地域に限られました。それが明治時代以降に民間でも製造されるようになり、沖縄を代表する酒として広く親しまれるようになりました。
首里三箇の地に残る酒造メーカーは少なくなっていますが、今も首里に残る貴重な蔵元のひとつが、今回ご紹介する「瑞泉酒造」です。



伝統と格式ある蔵元

伝統と格式ある蔵元

瑞泉酒造は、首里三箇の歴史を受け継ぐ蔵元です。会社として創業したのは明治20年(1887年)になります。
かつて琉球王国時代に中国の使者が、首里城の門の近くにある湧き水を名水としてほめたたえました。これにより門は「瑞泉門」と名付けられました。瑞泉酒造の社名は、この名水にちなんでいます。
南風原町には瑞泉酒造の施設があることから、ふるさと納税の返礼品として瑞泉酒造の製品をご提供できることになりました。


泡盛・古酒・カメ酒など、豊富なラインナップ

泡盛・古酒・カメ酒など、豊富なラインナップ

瑞泉酒造は長い歴史と格式があり、その味は高い評価を得ています。今まで沖縄県知事賞を24回受賞し、県内にある蔵元の中で最多といわれています。(2020年11月現在)
ラインアップも豊富で、さまざまな種類の中からどれを選べばいいのか迷うほど。ここでは代表的なタイプの泡盛をいくつかご紹介します。


まずはスタンダードな「泡盛」を楽しむ

泡盛・古酒・カメ酒など、豊富なラインナップ

製造して3年未満のものが、通常の「泡盛」として販売されています。泡盛本来の香りと味を堪能できます。
水で割らずに30度以上のアルコール度数で飲む酒豪の方々もおられますが、10~15度くらいの水割りにすると飲みやすく味の違いもわかりやすくなります。30度くらいの泡盛なら、泡盛:水の割合は5:5から3:7くらいが沖縄でも一般的です。


ペリー一行も感心せしめた「古酒(クースー)」

ペリー一行も感心せしめた「古酒(クースー)」

3年以上熟成した泡盛を「古酒」と呼びます。長年寝かせることで芳醇な香りとまろやかな味わいに変化するのが、一般的な焼酎と異なるところ。「3年もの」「10年もの」というように、年数によってそれぞれ変わりゆく味を楽しむことができます。
かつて米国のペリー提督とともに黒船で琉球王国を訪れた一行が、酒宴で出された古酒の感想を「フランスのブランデーのようだ」と記録に残しています。
写真は、南風原町が瑞泉酒造とタイアップして生まれた古酒「南風原」です。


年月ともに熟成を楽しむ「カメ貯蔵泡盛」

ペリー一行も感心せしめた「古酒(クースー)」

「古酒」を熟成ささせる甕(カメ)と一緒に販売されているのがカメ貯蔵泡盛です。見栄えのよい焼き物のカメは、インテリアとしても魅力的。カメのかわりに美しい琉球ガラスの容器をつかった製品もあります。
沖縄では子供の誕生や結婚などの記念として泡盛をカメに仕込むことがよくあります。数年後・数十年後に、できあがった「古酒」の封を開けて、積み重ねた年月を祝います。


梅酒やリキュールのセットも

梅酒やリキュールのセットも

高級ブランド梅「紀州南高梅」を泡盛に漬け込んだ風格ある梅酒や、おしゃれなリキュールセットもあります。




南風原町のおすすめ泡盛(本数限定)




南風原町のおすすめ泡盛