モノ消費からコト消費の変遷が言われて久しい中、「トキ消費」という新しい考え方が生まれています。その時、その場でしか味わえない価値を楽しむという考え方です。
時津町は、「時」という文字が使われる日本で唯一の自治体です。
例えば、朝もやの中で人が行きかう時津港の朝市…
例えば、古くより語り継がれる鯖くさらかし岩…
例えば、空が藤色に染まって行く大村湾の夕景…
長崎市内から車で約25分の時津町には、生活・文化・景色など、あらゆる「時」を感じることができる、多くの魅力が詰まっています。
-
江戸時代、長崎と小倉を結ぶ「長崎街道」の海路街道として、長崎の西坂、浦上、そして時津を経て彼杵(現東彼杵町)への大村湾を通る海路へと至る「時津街道」がありました。
長崎街道に比べ、時津街道は西坂から彼杵までの旅程を1日短縮することができたため、交通手段が発展していなかった江戸時代には、時津街道が多く利用されていました。
現在でも高速船による長崎空港への大村湾の海路や、高速道路に繋がる川平有料道路などの主要幹線が通っており、時津は今も昔も変わらず、交通の要衝となっています。
-
時津といえば「とぎつまんじゅう」といわれるくらい、その味と名は広く知られ、百数十年の伝統を有しています。皮とあんこのバランスが絶妙で、できたてのまんじゅうは格別です。
-
甘みと酸味をほどよく含んだ本町の巨峰は格別です。本町のぶどう栽培は昭和36年から始まり、現在では県内最大の産地規模を誇っています。
-
太陽の光をたくさん浴びて育った本町のみかんは、全国の市場で高い評価を受けています。今後も優良品種を安定して出荷できる銘柄産地を目指しています。
-
海からの潮風と太陽をしっかり受けて、甘みが強く、大玉で食べごたえのあるびわを栽培しています。
-
平成17年に巨峰栽培者や酒販店、飲食店の方々が時津ワイン研究会を発足し、委託製造を開始しました。生食用の「巨峰」100%を原料に使った安全・安心のワインです。
-
大村湾漁協が2年の歳月を経て生み出した黒なまこの石鹸。特に、乾燥肌になりやすい方におすすめです。 -
波静かな大村湾は、塩分濃度が外海より低く、夏と冬の水温の差が大きいため、そこで取れるナマコは身が適度に柔らかく、独特の歯ざわりが多くの人に好まれています。