紀州南高梅とは

南高梅とは 和歌山県を主たる生産地とする白梅で、
その果実は数ある梅の品種の中
でも最高級とされる。2006年1027
には地域団体商標制度の認定第一弾
として、南高梅は地域ブランド
として認定されるに至った。

日本国内で生産される国産梅の6割は
和歌山県産であり、果樹王国和歌山
の代表的なブランドであるだけでなく、
梅のトップブランドとしてその
名は知られている。

皮が薄く、果肉が厚いのが特徴。
果実の色は緑色だが、完熟に近づくにつれ黄色味を増し、
日光の当たる所は鮮やかな紅色に変わる。

紀州産の最高級梅、「南高梅」。
完熟した実が自然に落下するのを待って
収穫するため、フルーティーで香りが
高く、果肉がやわらかいのが特徴です。
梅干しだけでなく、梅酒、梅ジュース、
梅菓子等と商品ラインナップも増え、
日常の食卓のお供だけでなく、高級贈答品
としても人気です。美味しくて健康的で、
安心の南高梅は、健康と美を応援します。

和歌山県みなべ町は、梅の最高級種
「南高梅」のふるさとです。南高梅は、
明治時代に髙田貞楠氏が果実の
大きい梅を見つけ、「髙田梅」として
栽培したのが最初です。昭和25年に
「梅優良母樹種選定会」が発足し、
五年にわたる研究の結果、髙田梅が
最優良品種に選ばれました。

調査に当たったのが南部高校の教諭
竹中氏と生徒であったため、髙田氏
に了承を得て、校名の愛称にちなんで
「南高梅」と名付けられました。
この「南高梅」の名称は昭和40年に
農林省に種苗名称登録されています。

種苗名称登録とは、新品種の育成者
の功績を称え、その権利を保護し、
育種振興と新品種の普及を目的とし
て、昭和二十二年に設けられた制度
です。その品種がまったく新しく、
優れた特性を持っているものかにつ
いて厳しい審査を受け、農林大臣の
認可を得て登録されます。昭和五十
三年(種苗名称登録制度から品種登
録制度に変わる)までに登録された梅
は、「南高」「龍峡小梅」「玉英」
のわずか三品種だけでした。