浜松では昔からキャベツ、玉ねぎの生産や養豚が盛んでした。
このことから、具材にキャベツを多く使い、
あっさり味でありながら、豚肉のコクをもつ
浜松餃子が生まれました。
浜松市は、オートバイや楽器、綿織業などの産業が発展し、
世界的企業が本社や工場を構えるなど昔から製造業などが盛んです。
屋台料理から始まった浜松餃子は手軽に食べられる栄養食として
忙しい毎日の中で、家族そろって食卓を囲む時間を
大切にしていた市民に愛されてきました。(諸説あり)
浜松餃子の特徴として1番にあげられるのが、
餃子を円盤状に並べて焼き上げる「円盤焼き」です。
これはスペースの限られている屋台で、
一度にたくさんの餃子を焼くために考え出されたそう。
また、円盤状に並べられた餃子の中心部分には、
もやしが盛り付けられています。
餃子はもともとラードを使って焼き上げるため、
食べ進めるうちに脂っぽさを感じがちでした。
その脂っぽさをリセットしてくれるにも、
もやしはかかせない存在となっています。