松の木が点在するアーチの先に佇む和風建築。ただ、中に入るとその装いは一変。和洋が絶妙に織り交ざる空間はノスタルジックでいてモダン。外観の見た目を覆す店内でいただけけるのはなんと本格フレンチ。レメデニカホは、県内外の食材をはじめ、フランスの旬も取り入れたコースを堪能できるレストランとして人気を博しています。
自分の居場所を
見つけた先にあった、
料理人への道
元々地元企業のゲストハウスとして建てられた築40年ほどの建物。古き良き時代を感じる落ち着きのあるレトロモダンな雰囲気の店内はほぼ当時のまま使用しています。
オーナーシェフである渡邊さんは、この趣のある建物と、四季折々の豊富な食材が生まれるこのにかほの地形に魅了され、この地に店を構えました。地元の旬の厳選食材に加え、隣県地域やフランスの旬を取り入れた、ここでしか味わえない唯一無二の料理を提供しております。
料理人になったのは、高校生時代に飲食店でアルバイトをしたのがすべてのきっかけです。飲食業こそ居心地が良い自分の居場所だと感じ、高校卒業後、調理師専門学校へ入学。
入学当時はイタリアンや中華など、大皿を囲みワイワイ賑やかに食べる料理を作るのが理想だったのですが、専門学校の先生たちと接するうちに、全ての料理のベースはフレンチからつながっているのではないか、日常というよりも特別な日に食べてもらえる料理を作りたい、と思うようになりました。それが今へつながっているので、先生方には感謝しています。
自宅がフレンチレストランに
『おうちでレメデ』
渡邊さんが紡ぐお料理を、お皿に盛り付けるだけ、湯煎で温めるだけで、ご自宅で簡単に豪華なフレンチコースをお楽しみいただける、お取り寄せフレンチコース料理「おうちでレメデ」。
店で提供する料理とは、味付けや野菜の切り方まで変えています。
調理後に包装した食材をご自宅で再加熱した時に、味や品質が作った時と同じになるよう工夫し、とことん美味しさに拘って作っています。
こだわり抜いたのは
“安全性”
「おうちでレメデ」を始めようと思ったのは、以前福祉施の食事メニューの監修に携わっていた時のこと。病気や様々な環境上の理由により外出できない人にも「食」の幸せを提供したい、お店のような料理・雰囲気を味わってもらいたい。その時に芽生えた想いから、お取り寄せフレンチ「おうちでレメデ」を始めました。
「おうちでレメデ」は”より安全に楽しんでいただく事”を重要視しています。
食中毒はもちろんですが、お客様が少しでも作りやすく、分かりやすく食べやすい、簡単に安全に盛り付けられる、等の作業面への配慮、さらには、直接サービスができない分、メニュー表やメッセージを添えて、より楽しんでいただけるように細かな部分にも拘って作っています。
とっておきのお皿に盛り付けたり、お気に入りのランチョンマットを敷いてみたり、お花を飾ったり、非日常感を演出して楽しんでもらえると嬉しいですね。