なるほど舎は、にかほ市でお米を生産している農家たちのお米を販売している会社。減農薬、減化学肥料、無農薬、無化学肥料でのお米づくりをモットーに、地球環境に配慮。 生産者のひとりである佐々木唯翔(ゆいと)さんは、この道3年目ながら、にかほのお米産業に貢献しています。
消費者に届くまでが
お米づくりの醍醐味
農業高校に通っていたので、お米づくりには抵抗がなかったんです。1、2年目は無我夢中でしたが、3年目の今、ちょっとゆとりができて、楽しいと思えるまでになりました。1から10までの工程を自分たちで出来ますし、消費者に届くまでを知ることができるので、つくったお米を食べている姿も想像できる。とてもやりがいがあります。
徹底した品質管理
お米そのものだけではなく、土づくりから、精米、虫対策にまでこだわっているのがなるほど舎の魅力。魚の骨を砕いた有機肥料を使用したり、悪いお米を自動的に排除してくれる色彩選別機を取り入れてもいます。減農薬などで育てたお米をさらに精米時にも気を配ることで、より安全性の高いお米をみなさんにお届けるできる仕組みが整っているのが特徴です。
また、鳥海山の伏流水も、他とは違うお米が出来上がる要因のひとつだと思っています。
日々変化する自然環境に対応
お米作りの大変さのひとつに、収穫時期があります。品種によって9月に獲れるものあれば、11月になるものもあります。
有名なところで言うと、あきたこまち⇒ササニシキ⇒ひとめぼれの順に刈り取り時期が遅くなります。そのため、すべての品種を一辺に植えてしまい、ひとめぼれの収穫期に合わせると、あきたこまちなどが古くなっていくので、多少時期をずらして植えています。
お米づくりは天気にも左右されるので、日々農家同士で天候の話や、こんな虫が付いていたなどの情報をリアルタイムで交換。より良い環境で育てられるような工夫をしています。
これからの目標は、無農薬で行っている面積はまだまだ少ないので、徐々に増やしていきたいと思っています。有機肥料だけでやることで今以上に自然環境に負担をかけないようにお米づくりをしていきたいですね。
なるほど舎の社名の由来は、無農薬や有機肥料にこだわり、実際にお米を口に運ぶ人たちに「なるほど、だから美味しいのか!」と納得してもらいたいから。そんな人たちをもっともっと全国に広げていければ嬉しいです。