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輝くにかほの職人たち

ひの里

お米の栽培をスタートしたのは2021年4月。それまで農業の手伝い程度しかしたことがなく、実家も農家ではないど素人。それでも周りの人たちに助けられ、お米づくりの”新米”の”新米”が出来上がったときは、感動モノでした。周りの農家の方からも「美味しい」と言ってもらえ、喜びはひとしお。この一年のがんばりがお米と共に実りました。

お米づくりに出会うまで

お米づくりに出会うまで

株式会社ひの里を運営する佐藤渓輔さん。農業を本格的にはじめて今年で2年目。元々材料メーカーに勤務し、色々な地域を飛び回っていた営業マン。そのかたわら、地元の伝承芸能である『釜ヶ台番楽』の広報担当にも抜擢。そんな時に出会ったのが建設会社の社長でした。地元の地域開発をやってみないかと引き抜かれ、農業をやっていた子会社に勤務。今を形成するきっかけになります。

「勤めはじめて2年後。その会社が畳むことになり、このままで良いのか自問自答。地域の問題を中途半端にしたまま終わるわけにはいかない。」事業を引き継ぐ決意をします。

土をならして、苗を植え、稲刈り。何から手を着けていけば良いのかも、知っているようで実践はなし。ひとりでどうにかするよりも、周りにいる「匠」たちに手取り足取り教えてもらい、知恵を拝借。加えてなりふり構わない根性を武器に、とにかく休みなくお米作りに没頭しました。

周りを巻き込んで必死に励み、2021年10月。初めての稲刈りに辿りつけたときはホッとしました。教えを乞うた知人の農家さんたちにも食べてもらい、これは佐藤さんの味とわかるお米だね、美味しいと言われたときの嬉しさはなんとも言えません。

スマートに働く
次世代の担い手たち


慣行栽培で現状行っているため、自分だけの味をもっと表現するための技術は習得の真っ最中。 この土地、ここの風土の力で出来上がったお米。これから色々試しながらやっていくお米づくり2年生。まだまだこれからです。と佐藤さん。
ひとりで100やっていた内容を10の工数で済むようにし、文明の機器は使えるものは使う。朝早く起きて汗だくになって働くという印象をなくし、一般的な会社員と同じように昼間働いて夜は家族と一緒の時間を過ごす。そういった仕組みを成り立たせないと若手がどんどん寄り付かなくなってしまうと思うんです。

ただ、お米だけでやっていこうとは思っていません。同じ時期にはじめた蕎麦づくりはもちろん、将来的には観光や飲食などの視点から地域活性化につなげていきたい。そのスタートが農業。この地域の99%は農家で、わたしは非農家。そんな人間が地域に対して何かやろうとしても、信頼も何もない。ここの生活、ここで生きる人々にしっかりと寄り添い、そこからみんなで歩んでいきたい。農業を皮切りに、地域の課題に取り組んでいきたい。
その基盤づくりをしている真っ只中。目指すは『インフラ農業・地域活性化』です。

祝い事や
勝負のときに食べてほしい


お米づくり一年生で出来あがったお米は硬めが好きな方にぴったり。
汁気のある丼ものや、シンプルに塩おにぎりにして旨味を味わって欲しいと思います。
また、お届けする際のパッケージにも注目してほしいですね。
昔ながらの行事が残っている土地柄にならって、神社風に。
御札をイメージした封を破ると自慢のお米が現れるような仕組みになっています。
日常はもとより、お祝いごとや記念日などに食べてほしいと思っています。

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