秋田県南部に位置する全国有数の豪雪地、横手市。
冬の伝統行事「かまくら」には多くの観光客が訪れ、春から秋にかけても
それぞれの色彩にあふれた美しさが訪れる人の目を楽しませます。
「かまくら」は、水神様をまつる横手の小正月行事です。
毎年2月15・16日の夜に行われ、みちのくの冬の風物詩として全国的に知られています。
かまくらの中に子どもたちが入って、「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」と言いながら、甘酒やおもちをふるまいます。
約450年もの歴史を有するかまくらですが、昭和40年代になると自動車の交通量が多くなり、規制の影響でかまくらの数がだんだん少なくなっていきました。
これを受けて、昭和46年頃には町中にミニかまくらが作られるようになりました。
今では地元の子供達とボランティア団体によって約3500個ものミニかまくらが川原に沿って灯りを点します。
横手市には、「日本百名山」の一つに数えられる名峰「鳥海山」をはじめとする山々、そして美しい田園風景が広がっています。
春の訪れ、夏の空気、秋の気配、そして、冬のにおいが感じられる横手市。移り変わる景色は年中見頃です。
全国有数の豪雪地である横手市では、雪の降る日は夜中の2時から除雪車が動き出し、毎日の雪寄せが必須になります。降り続く雪で前が見えなくなることも。
ただ、そんな美しくも厳しい自然を生き抜く横手の人が口をそろえて言うのは、「横手の人はあたたかい」という言葉。
寒いからこそあたたかく、人と人とのつながりを大切にする横手の人々は、横手市の一番の魅力です。
豊富な雪解け水や盆地特有の寒暖の差など、豊かな自然の恩恵を受けて育った旬の野菜や果物は、横手市の貴重な宝です。
感謝の心をこめて自慢の特産品をお届けさせていただきますので、横手市の魅力の一端に触れていただき、そして実際に横手市を訪れていただく機会につながればと思っています。