藤崎町は、青森県津軽平野のほぼ中央に位置し、総面積は37.26平方キロメートルで、町域には山岳・原野がなく、地質は第4紀沖積層に属する、農業に適した肥沃な土壌に恵まれています。気候は、津軽平野の中では比較的温暖で、水と緑に囲まれた豊かな自然が四季折々に彩りを添えるなど、変化に富んでいます。
☆藤崎町はりんご「ふじ」発祥の地
~生産量世界一のりんご「ふじ」のルーツはここにあり~
現在、世界一の生産量を誇るりんごの品種「ふじ」は、津軽平野のほぼ中央に位置する藤崎町で生まれたりんごです。昭和13年、藤崎町に「農林省園芸試験場東北支場」が創設され、寒冷地の園芸作物に関する広範な研究が行われ、数々の目覚ましい成果を生み出しました。その最大の成果が「ふじ」の育成です。昭和14年に「国光」を母、「デリシャス」を父として交配が行われ、昭和26年に初めて実を付けました。昭和37年、日本を代表する富士山と藤崎町の一字をとって「ふじ」と命名されました。