祭りの見どころといえば、やはり神輿。白糠町でも、毎年7月下旬に行われる「白糠厳島神社例大祭」では、町内を神輿が練り歩きます。「わっしょい!わっしょい!」担ぎ手の掛け声に応えるように太鼓と笛が鳴り響き、その歩みは止まることなく、荒波に負けることもない。…って神輿が海に入っている!? そう、これが白糠町名物“海中みこし”なのです。五穀豊穣と海の安全を願い、神輿ごと海に入る大迫力の海中みこしは一見の価値あり!是非実際に見に来てください!
雪の少ない白糠町は、冬でもサーフィンが楽しめる、サーファーたちには有名な道東の数少ないサーフスポットです。そんな刺牛海岸に突如現れた「波あります」の看板。サーファーたちがスポットの目印にと、手書きで設置した看板が、有志たちの手でしっかりと印刷されたものに作り変えられ、看板近くにはなんと無料のシャワーも設置。遊び心あふれる「無料」の表記でSNSでも拡散され、白糠でも有名なスポットのひとつとなりました。噂によると“グランメゾン東京”に出演していたあの有名芸能人も訪れたことがあるとのことで、きっと看板を見かけたときには「ちょ、待てよ!」とツッコミを入れたことでしょう。
鹿せんべいで有名な奈良公園のような観光地や動物園にでも行かない限り、日常生活ではなかなかお目にかかれない鹿。しかし、白糠町では鹿は日常の一部なのです。町内をドライブすれば、半分以上の確率で出会う鹿。散歩しているだけでも、たまに出会う鹿。なんなら家にいても、庭に遊びに来ちゃう鹿。まちの面積の大半が森林で、雪の少ない白糠町。たとえ町民が「“シカ”ト」しても、白糠町の土地を好んで集まってきてしまうのは、「“しか”たのない」ことなのかも知れませんね…。お後がよろしいようで。
進学や就職で生まれ育ったまちを離れ、新しい土地で生活をはじめる。初めて会った人との会話で話題にあがりやすいのが“出身地”の話。愛知県出身の人が、「名古屋出身です」と答えることが多いというのはよく聞く話ですが、白糠町の人は出身地を聞かれると「釧路の方です」と答えるんですって。もちろん、白糠町出身なのが恥ずかしいわけではなく、聞いた相手が少しでもわかりやすいようにという、素敵な配慮。相手を想った回答なんです。昨今、ふるさと納税でその名を知る人が増えている白糠町。「白糠町出身です」といえば、「あぁ!あのふるさと納税で有名な!」と言われる日も近いんでしょうね。
白糠町では、子どもたちに大地と海の恵み、それに携わり、白糠で働く人々への感謝の気持ちを大切にしてもらいたいと、地元白糠の食材を使用した「ふるさと給食」を実施しています。白糠特産の灯台つぶを使用した「つぶ醤油ラーメン」や毛ガニを使用した「毛ガニみそラーメン」など、「これが給食で食べられるの!?」と疑ってしまうほどの豪華なメニューが提供されたこともあるほか、ししゃもを丸ごと1匹はさんだ「ししゃもマヨネーズパン」という“珍”メニューが提供されたことも。地元の食材を味わい、ふるさとへ感謝する。そんな素敵な給食が、白糠にはあります。
さぁ、皆様カンニングは禁止です!「しらぬか」を漢字で正しく書けますか!?「しら」は「白」なので簡単ですが、問題なのは「ぬか」。どうです?頭に浮かびますか?「ぬか」は米偏に康で「糠」。まちの人に聞くと、よく砂糖の「糖」の字に間違われちゃうのだとか。試しに「白糖町」とwebで検索してみると、一番上には白糠町のふるさと納税ページがちゃんと表示されました。なんでも郵便に「白糖町」と書かれていても、普通に届くらしいです。間違っていても正しいところへたどり着く、「なら良いじゃん」なんて言わないで!「ぬか」は米偏に康で「糠」!みなさん覚えてくださいね!
1年365日、毎日が記念日で特別な日ではありますが、“11月11日”といえば、皆様何の日を思い浮かべるでしょうか。某有名なお菓子の日や恋人の日など色々な日がありますが、白糠町で11月11日といえば「白糠ししゃもの日」。ししゃもは秋に、白糠沖で脂の乗りと卵の成熟が一番良い時期を迎えるのですが、11月11日をもっとも美味しい一番の旬とし、「白糠ししゃもの日」と定めています。ししゃものすだれ干しが「1」の並びに似ているから11月11日になったという説もありますが、ししゃもが美味しい時期なのは間違いありません。「白糠ししゃもの日」には町内の有志によってキャンペーンも行われるということなので、ししゃもに思いを馳せ、白糠町を訪れてみては?
卵のプチプチとした食感こそがししゃもの醍醐味!子持ちじゃなければししゃもじゃない!なんてお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし! 白糠町民はそうではないのです! 白糠町民に「本当に美味しいししゃもは?」と聞くと、「オス!」と答えるのです。メスのししゃもは卵に栄養を取られてしまうため、オスの方が身が締まって旨味も強く、高級白身魚にも引けを取らない濃厚な味を楽しめます。旬の11月には、飲食店で生のししゃも料理が味わえる、“ししゃものふるさと”白糠だからこその“オス推し”。ししゃも本来の濃厚な味を楽しみたい方は、ぜひ「オス」を食べてみてください。
皆様ご存知、シソ焼酎「鍛高譚」!ソフトな口当たりとシソの爽やかな香りが特長の、発売から28年を数えるロングセラー商品です。「鍛高譚が飲める店」とwebで検索するとまとめサイトが表示され、今や全国各地で飲むことができる鍛高譚に、白糠町民は“鼻高々”。なんですが、鍛高譚の原材料のシソが白糠町のものだと知っている人は案外少ないようで。広報活動なのかは定かではありませんが、町外のお店で鍛高譚を見つけた白糠町民は、ついつい鍛高譚を注文してウンチクを語りたくなっちゃうんだとか。「鍛高ってのは、そもそも地名でさ・・・」と聞こえてきたら、その人はきっと白糠町民。鍛高譚の“へぇ~! ”な話が聞けちゃうかも!?
北海道では高速道路を走っていると、黄色い看板に動物の黒いシルエットが記された「動物注意」の看板をよく見かけます。白糠町でも事故が多発しており、中でも鹿による被害は甚大。死亡事故も発生しています。道路の両脇には「鹿用のフェンス」が張り巡らされていますが、それを飛び越えて侵入してくる鹿が後を絶ちません。そこに登場したのが、シカの侵入防止を目的とした「スーパーモンスターウルフ」!これは狼型のロボットで、搭載されたセンサーが動くものを感知すると、狼の遠吠えや銃声、そして人間の声までをも発し、シカを追い払ってくれるのです。大変優秀なのですが、本当に注目すべきはその見た目…。某テレビ番組で、“珍”の称号を得たほどのインパクトです。その風貌についてはあえて明言しませんので、興味のある方は道東自動車道庶路ICまで足を運んでみてください。