正しいケアを心がけましょう
雑菌のトラブルから目を守るためには、コンタクトレンズのケアが必要不可欠です。
ソフトコンタクトレンズをご使用になる皆様は正しいケアの知識をつけて、快適なコンタクトレンズ生活をお過ごしください。
◆「こすり洗い」とは
こすり洗いとは、清潔にした手のひらの上に洗浄液を落とし、指のはらをコンタクトレンズに当ててこすり落とす方法です。
その際に指先で円を描くようにするのではなく、ゆっくりと前後に動かすのが正しいこすり洗いの方法です。
◆「こすり洗い」の重要性
コンタクトレンズをケアする際はつけ置き洗いだけでは、付着した汚れを落とし切ることができません。付着した汚れをしっかりと落とすにはレンズの表面を物理的な力でこすり落とす、「こすり洗い」が効果的です。
◆コンタクトレンズケアの流れ
1.手を清潔にします。
2.手のひらにコンタクトレンズを乗せ、洗浄液を落として指でこすり洗いを行います。
(片面から20~30回程度ずつ)
3.洗浄液ですすぎます。
4.コンタクトレンズケースに保存液を入れた後、コンタクトレンズを入れしっかりと蓋をして、4時間以上放置します。
5.コンタクトレンズ装用前に、再度すすぎ洗いを行います。
※詳細はお使いの洗浄液・保存液の説明書をご確認ください。
◆タンパク除去も忘れずに
しばらく使っているとコンタクトレンズに通常の洗浄液では落ちないタンパク質の汚れがたまってきます。このタンパク質の汚れは目からでたタンパク質が空気に触れることで酸化して「変性タンパク質」へ変化してレンズに付着し、装用感を悪化させたり目の病気の原因を生み出します。必要に応じタンパク除去剤を使って、レンズに付着したタンパク質を除去する事が大切です。
◆コンタクトレンズケースの洗浄を
コンタクトレンズをきれいにケアをしても、レンズケースが汚れているとトラブルの原因になってしまいます。レンズケースはコンタクトレンズを取りだした後、保存液を捨て流水でしっかり洗浄してください。洗浄を終えましたら水を切り、風通しがよく、清潔な場所で自然乾燥、水気が残ってしまいますとカビや雑菌の繁殖を促す恐れがあります。また1ヵ月を目安に新しいケースに交換してください。