ビタミンDは日光にあたることで作られることで広く知られています。近年の赤ちゃんは室内のでの生活が増えたためビタミンDが不足しがちです。赤ちゃんは急速に成長するために、たくさんのカルシウムが必要です。つまり骨や筋肉の発達にビタミンDがとても重要な役割を果たしているのです。ママたちが日焼けを嫌い、紫外線を避けるようになってきたため、お母さんも赤ちゃんもビタミンDの不足が増えています。

6ヵ月までのお子さんの50％でビタミンDが不足していて、特に母乳栄養児では75％が不足しています。カルシウムが不足しすると骨の形成が悪くなり、重症化すると「くる病」を引き起こします。全身の骨が柔らかくなり、骨折を繰り返すこともあります。またカルシウム不足による痙攣も引き起こされやすくなります。

日光にあたる機会を増やしましょう。
また、食事も積極的にビタミンDを摂取するよう心がけましょう。
ビタミンDは魚類やきのこ類に多く含まれています。特に魚はカルシウムも多く含まれているため骨を健康に保つためにおすすめの食材です。またキノコ類の中でもしいたけは日光に当てるだけでビタミンDが増えると言われています。食べる前に天日で干すと良いでしょう。日光にあたることで、皮膚でもビタミンDは作られますが、紫外線量の少ない冬はビタミンDが不足がちになります。冬は積極的にビタミンDを含んだ食品を食べましょう。