妊娠してから、健診の度にする体重測定。ストレスに感じている方も少なくありません。赤ちゃんが健康に育っているのを見るのは楽しみですが、毎回体重を指摘されてなんだか憂鬱…そんな方のために、今回は体重管理に関する知識をご紹介します。
体重増加の目安は、標準体重の人で7〜12kg、やせ気味の人で9〜12kgといわれています。体重が大幅に増減することでおなかの赤ちゃんの健康に影響したり、ママの不調を引き起こしたりすることがあるため、自分に合った適正な体重管理をすることが重要です。

妊娠経過が順調であれば、ウォーキングやエクササイズなど適度な運動をすることで太りすぎの予防や気分転換になります。腰痛やむくみの軽減にもつながりますので積極的に取り入れましょう。頑張りすぎず、リラックスして楽しみましょう。また、食生活でも以下のことに注意しましょう。

・毎日決まった時間にバランスの良い食事を取る。
・塩分、糖分を控えめにする。（お菓子や甘い飲み物は避けましょう）
・よく噛んで食べる。（満足度が高まります）
・加工食品や外食は塩分や脂肪の量が多いのでできるだけ控えめにする。
・ビタミンやミネラルを野菜でしっかり摂取する。

妊娠中は、循環血液量が増える一方で赤血球の増えるスピードが追いつかず貧血になる傾向があります。貧血を防ぐには、鉄分（あさり・納豆・レバー・小松菜など）をしっかりとること。ビタミンCやタンパク質と一緒にとると吸収を助けるのでより効果的です。

特に野菜は、1日に両手いっぱいの量が一回分の目安なので、食べすぎかなと思うくらいでOK。具だくさんスープや温野菜にするとたくさん食べられて満足度も高いのでおすすめです。

つわりがきつくて痩せてしまうことが心配の方は、食べられる時にちょこちょこ食べをしましょう。つわりが落ち着けばまた少しずつ食べられるようになるので、つわりがひどい時には体重のことは気にしすぎず食べられるものを食べられる時にちょこちょこ食べるようにしましょう。

体重管理は妊娠中だけでなく女性にとってはいつも悩ましいものではありますが、イライラしてしまうのも良くありません。頑張りすぎず、ストレスを溜め込まないようにして体重管理を乗り越えましょうね。