そもそも「水通し」とはなんなのか。これは単純に衣類購入後、水洗いすることです。
新品の衣類は基本的に糊によりパリッとさせてあることが多く、赤ちゃんのデリケートなお肌のために水洗いをして準備をしておきましょうということなのです。水通しをしておくことで糊が取れ、汗を吸いやすく柔らかい生地になります。(新品のタオルって水を吸いづらく使い心地があまりよくありませんよね。数回洗濯しているうちに使いやすくなった経験はありませんか?)赤ちゃんは新陳代謝が良くたくさん汗をかきます。ですから一度水通しをして水分を吸いやすい状態にしておいてあげることで赤ちゃんが快適に過ごせるのです。
さらに、水通しを行うもう一つの大切な理由として、衣類に付着している「ホルムアルデヒド」を取り去るということもあります。(「ホルムアルデヒド」は、しわ防止や防虫効果があるため、新品の衣類に使用されていることがある)「ホルムアルデヒド」の刺激により、発疹やアレルギーを引き起こさないようにするためです。「ホルムアルデヒド」は、水に溶けやすい性質があるので、一度洗っておけば安心なのです。(当店で扱っているベビーグッズにはホルムアルデヒドは含まれておりませんので安心してお使いいただけます)
【水通しの方法は?水通しの時期は?】
水通しの時期については妊娠7ヶ月〜8ヶ月くらいのお天気の良い時期に行う方が多いようです。以下のものを準備してとりかかりましょう
<準備するもの>
●洗濯槽クリーナー
●ベビーハンガー
●赤ちゃんの肌着や服
●赤ちゃんのおくるみやシーツなど肌にふれるもの
1.まずは洗濯槽をきれいにしましょう!
洗濯槽は、見えない部分にたくさんのカビなどの汚れが付いている恐れがあります。赤ちゃんの衣類に汚れや匂いが付着してしまわないように、市販の洗濯槽クリーナーなどで、洗濯槽をきれいにしてから水通ししましょう。
また、水通しの際に洗剤を使用したい場合は赤ちゃんの衣類専用の洗剤を使用するようにしましょう。またその際にはすすぎをしっかり行いましょう。
2.ベビー服から値札などを外して洗濯用ネットに入れましょう。
洗濯機のコースを手洗いに設定し洗濯しましょう。
洗濯終了後は放置せず、すぐに形を整えてベビーハンガーで干しましょう。
※太陽の光で乾かすのが一番ですが、花粉が多く飛散するときは屋外に干さずに室内に干すなどの工夫が必要です。(アレルゲンが付着してしまうのを防ぎましょう)また、室内干しの場合、生乾きで雑菌が繁殖してしまわないよう注意しましょう。
3.水通し後の保管について気になる人はジップ袋などに入れ保管しておきましょう。
通常は大人の衣類とわけた状態でタンスなどに収納しておけばOKです。
赤ちゃんが生まれる前にする準備はたくさんありますが、しあわせを実感できる瞬間でもあります。あかちゃんと対面する日を想像し、楽しみながら行いましょう♪