Living with babies
MAMA&BABY
ベビーと健やかに過ごす
くらしの工夫
Ingenuity of living to live
a healthy life with a baby
なかなか外出できなくてもお家の中で今しかできない遊びを楽しみましょう!
ママもベビーも体を動かすことでこころが健やかになります。
お出かけできない日でも健やかに楽しく過ごす
(虎の巻)第8回
お出かけできない日でも健やかに楽しく過ごす(虎の巻)第8回
【絵本っていつからはじめたらいいの?】
絵本の読み聞かせをしたいけれど、いつからはじめたらいいの?っていう疑問をお持ちのママはすくなくないと思います。実際にいつからが正解ということはないのですが、赤ちゃんの成長ステージによって、赤ちゃん・ママ双方の感じ方が違ってくるようです。

1.おなかにいる時から(胎教)
実は、まだ現在の科学でははっきりと胎教の効果や影響というものは証明されておりません。しかし、赤ちゃんはお腹にいる時にいろんな器官が発達し、聴覚器官については16〜20週頃にかけて発達をはじめ、26週頃になると耳から捉えた振動を「音」として認識できるようになります。ですので、妊娠7ヶ月ころから読み聞かせなど耳に対してアプローチする胎教を始める人が多いようです。妊娠7ヶ月くらいになると胎動によるコミュニケーションもとれるようになってくることからもおすすめのタイミングです。ここで大切なのは無理して読み聞かせるのではなく、読み聞かせをすることでママと赤ちゃんがコミュニケーションをとり愛情を育む、また穏やかな時間を過ごすことによってママのストレスを軽減することがとても大切な目的となります。

2.新生児(生後0ヶ月)から
赤ちゃんが生まれたばかりの時はママも抱っこしている時間が長く、赤ちゃんも寝ている時間が多いため、子守唄のように読み聞かせをする方も多くいらっしゃるようです。聴覚はお腹にいる時から育っているので、聴き慣れたママの声を聞くことで赤ちゃんがリラックスし、安心します。視界がまだぼんやりとしている赤ちゃんにとっては聴覚や肌感覚が頼り。ママの声を聞くことで信頼感を深め、愛情が形成されていきます。言葉は理解できなくても音でその様子を感じられるので感性が豊かになるのかもしれませんね。

3.視力や聴覚で反応し始める生後3ヶ月から
赤ちゃんも生後3ヶ月くらいになると色や音を判別できるようになり、それに対してリアクションをとるようになってきます。コミュニケーションが一方的ではなくなってくるこの時期に絵本を始めるママは多いようです。まだ言葉を全て理解できるわけではないので、抑揚をつけつつリラックスして雰囲気から物語が伝わるように工夫してあげると良いでしょう。ゆっくりと優しく語りかけ、さらには「楽しいね!」「かなしそうだね…」「どうなってしまうんだろうね」などと感想などをプラスしながら読み聞かせると、情緒がさらに豊かに育っていきます。

おすすめの絵本はたくさんありますが、まず最も大事なのは「ママが好きな絵本」を選ぶことです。難しい絵本やためになる絵本と言われているものを我慢してママが読むよりも、ママがたのしいな、素敵だなと思う絵本を選び、赤ちゃんとの楽しいコミュニケーションの時間を過ごすことがなによりも大切です。難しく考えず赤ちゃんとのコミュニケーションツールのひとつと思って楽しんでみてくださいね!