BBQ等のアウトドア料理をするとき、寒いとき、灯りが欲しいとき…。
人間の生活に欠かせない、様々なシーンで活躍するアイテムです。
グリル・バーナー
のよくある疑問
ワンバーナーとツーバーナーの使い分けは?
トレッキングやツーリングなど、極力荷物を少なくしたい場合は、迷わずワンバーナーをセレクト。
反対にオートキャンプなど、車で移動が可能ならツーバーナーもおすすめです。
大きな鍋ものせられるので、本格的なアウトドアクッキングを楽しみたい方にはピッタリです。
もっと料理の幅を広げたい
例1:タンク1.6リットルのツーバーナーでホワイトガソリンを使用した場合
条件により異なりますが、満タンの状態で燃焼時間は最低約2時間。同じホワイトガソリンを使用するランタンと一緒に使って1泊2日だとしたら4リットル缶が目安になります。
ただし途中で燃料が切れると、灯りと調理道具を失うことになりますので、なるべく余裕を持って用意して置いてください。
例2:LPガス使用のツーバーナーの場合
LPガス使用のツーバーナーは、コンロごとにガスカートリッジを付けるので、最低2缶は必要です。燃焼時間は470g缶で最低1時間半程度が目安。LPガスランタンと合わせ、1泊2日でしたら470g缶を余裕を見て4~5缶は用意しておくとよいでしょう。
※シングルバーナーの場合は置いたときの安定感を考えて230g缶の方が良い場合もあります。
安定した炎になりません。
気化していない液状の燃料が、バーナー部の下にたまっています。
点火するときに燃料バルブを開きすぎて燃料が出過ぎたのと、タンク内の空気圧不足が原因です。いったん火を消して、充分にポンピングします。
再び点火するときは、燃料の出る音を確認しながら、燃料バルブを少しずつ左に回し、炎が安定するまでは燃料の噴出を最小限におさえて点火してください。
点火レバーとは?
車のチョークに似ています。濃いめのガソリンを送り、エンジンをかかりやすくするのがチョーク。 ジェネレーター内で気化しやすくするため、薄めの燃料を送り込むのが点火レバーです。
ミキシング部から炎が漏れるので何とかしたい。
原因1
ジェネレーター先端についている六角ナットがゆるんでいる場合があります。
ゆるんだナットを増し締めしてください。
原因2
ジェネレーターが完全にミキシング部に挿入されていない場合があります。
ジェネレーターが燃料タンクから直角に出ていないことが考えられるので、そのときは直角になるよう調整してください。 ただし、1周回してしまうと燃料漏れなどの原因になるので注意してください。
また、燃料タンクを取り付けるツメが正常の位置にないときは、ツメの角度を調整してください。
ストーブ本体の塗装が剥げてしまいました。補修できますか。
市販されている耐熱塗料で補修可能です。
ただし、器具の部位によって要求される耐熱温度が違いますのでご注意ください。
※ランタンのベンチレーターはホーロー加工を施していますので耐熱塗料による補修はできません。
ストーブのジェネレーターは、どのようなときに交換しますか。
以下の点に当てはまる場合は、ジェネレーターを交換してください。
・点火しにくい
・完全燃焼しない
・いつもより火力が弱い
・火力調節ができない
自動点火装置付きのストーブで点火火花が飛ばないのは故障ですか。
電極間距離が適切でないこともあるので、その場合はスパークギャップとバーナー部の間隔を3~4mmに調整してください。
ストーブを水洗いしても大丈夫ですか。
故障の原因になりますので、汚れても水洗いはしないでください。
本体外側やバーナー部以外の内部の汚れは、水にぬらしたふきん(中性洗剤などをしみこませたものでも可)などできれいに拭き取り、バーナー部の汚れやサビはワイヤーブラシで磨いてください。
ストーブ・コンロに関する用語集
- LPガスタイプ
- ガスカートリッジに充填された液化石油ガスを使用するタイプ。
燃料の装着・脱着が容易で、点火・消火の操作も簡単。
- ガソリンタイプ
- ホワイトガソリンを使用するタイプ。
点火にはポンピング作業が必要ですが、火力が安定して燃料コストが安いのが魅力。オートキャンプには欠かせない調理器具。
- グレート(ゴトク)
- シングルバーナーで、コッヘルなどを安定してのせるためのパーツ。
軽く収納性の高いワイヤー製や、風防の役目も果たす金属プレートを十字に組んだものなどがある。日本語でゴトク(五徳)という。
- ジェネレーター
- バーナーやランタンの燃料のガソリンを気化させる管状のパーツ。
熱を利用するため燃焼部の上にセットされている。燃料に含まれるカーボンなどの不純物で詰まりやすいので、定期的なメンテナンスと交換が必要。
- シングルバーナー
- ゴトクが1つのストーブ。
- ツーバーナー
- 2つのゴトクのついたタイプのストーブのこと。少々かさばるが安定性が良く、快適なアウトドアクッキングが出来る。
- テーブルトップ
- 足がなく、コンロのようにテーブルの上にのせて使用するタイプのグリル。
- バーナー
- 炎の出る口のこと。ウエハース状になっている部分から燃料が噴出される。
火口が1つのものをシングルバーナー(ワンバーナー)、2つのものをツーバーナーと呼ぶ。
- パワーリフター
- カートリッジ内の液体ガスが大気下に放出されて気体になる際に、炎の熱をカートリッジに伝えて温める装置。
気化熱によってカートリッジが冷え、気化率が減少することで起こる火力の低下を防ぐために使用します。
- 防風板
- 風による立ち消えを防ぐための板。横風用で、これがあるのとないのでは、炎の安定度が大きく違う。
- ポンピング
- ガソリンなど液体を燃料とするストーブやランタンで、タンクに入っている燃料に空気の圧力をかける作業を指す。これにより気化が促進されるので、きちんと行わないと点火しない。
- マルチフューエルタイプ
- 複数の燃料を使用することができる燃焼器具のタイプ。例えばノズルを交換したりレバーで調節することによってホワイトガソリン、自動車用ガソリン、灯油、軽油、などを使用できる。
- リュプリカント
- ポンピング用のポンプノブの動きをスムーズにするための専用特殊オイル。
- ワイヤークリップ
- 防風板を本体に固定するもの。