クロスミントン
(旧スピードバドミントン)とは
様々な場所や条件下での
プレイが可能です
テニスやバドミントン、スカッシュなどのラケットとボールそれぞれの良さを融合させた、新感覚のラケットスポーツです。
他のラケットスポーツと大きく異なるのは、プレイする場所を選ばない点です。
テニスやバドミントンのようなネットが無いことや、スカッシュやパデルのような壁も必要が無いため、体育館など室内はもちろん、公園や庭、屋外のテニスコートから砂浜や雪上まで、様々な場所や条件下でのプレイが可能です。
イメージとしては、「コート(ネット)の無いテニス」といったところでしょうか。
初心者から本格競技者まで
また、初心者でも簡単に楽しむ事ができるのも特徴のひとつで、ラケットスポーツの経験が無くても、1時間くらい練習すれば試合ができるようになるくらいシンプルなスポーツです。
ラケットを握ったその日に上級者と試合ができるくらいシンプルで、競技レベル関係なく、みんなで楽しめるのもクロスミントンの魅力のひとつです。
シンプルな一方、奥の深いスポーツでもあるので、プレーヤーのスキルに合わせて色々なスタイルで楽しむことができます。
コート無しで楽しむFree style(フリースタイル)や、屋外のテニスコートやビーチ、公園などで簡単なコートを用意してプレイしたり、体育館などの屋内にコートを用意してプレイするなど、色々な方法で楽しむことができます。
正式な大会はコートを用意して競技がおこなわれますので、練習会などに参加して、みんなと一緒にコートでのプレイを楽しんで頂くことをおすすめします!
プレイスタイルや状況に合わせて
テニスで言うところのボール、バドミントンだとシャトルにあたるものを、クロスミントンでは"スピーダー"と言います。
このスピーダーとラケットさえあれば、いつでもどこでもクロスミントンを楽しむことができます。
スピーダーは、バドミントンのシャトルを小型化したような形状で、ヘッドの反発力はシャトルよりもあります。
そのため、慣れてくると地面スレスレの超高速&低空ラリーを楽しむこともできるのです!
ネットを気にせず、思いっきり打てる爽快感をぜひ体験してみてください!
スピーダーは、プレイスタイルや状況に合わせた3種類のタイプがあります。
暗い中でも楽しめるナイトスピーダー
ナイトスピーダーと呼ばれるタイプのスピーダーは、ヘッドに発光スティックを装着する事ができ暗い中でもプレイができます。
ドイツでは「Black minton(ブラックミントン)」と呼ばれるイベント性の高いプレイスタイルも生まれました。
大会に参加してみましょう!
海外では国際大会もたくさん開催されるようになり、2015年からは日本でも国際大会が開催されるようになりました。もちろん、日本国内の大会もありますので、興味のある方は是非大会に参加してみてください!
カテゴリも豊富で、40歳未満の「オープンカテゴリ」を始め、40歳以上の「オーバー40カテゴリ」、50歳以上の「オーバー50カテゴリ」などがあり、参加者のレベルに合わせた大会になっています。また、「男子ダブルス」、「女子ダブルス」、「ミックスダブルス」もありますので、ひとつの大会で色々な試合を楽しむことも可能です。
日本での競技人口はまだまだ少ないので、日本代表として世界を目指せるスポーツでもあります。
あなたも日本代表になって、国際大会に挑戦してみてください!
クロスミントンの歴史
スピードミントンの発明者であるドイツ人のBill Brandes(ビル・ブランデス)は
その開発に長い年月を費やしました。
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2001年
スピードミントン社がベルリン(ドイツ)のKreuzberg(クルツバーグ)地区に設立される。
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2002年
S100とS300のセットのラケットを開発。
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2003年2月
ミュンヘン(ドイツ)でのWinter ISPO(スポーツ見本市)でスピードミントンを初めて世界に向け発表「Brand New Award」のファイナルに選出される。
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6月
ベルリンで第1回ブラックミントンイベントが開催される。
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11月
アメリカのスポーツ用品ディストリビューターであるプロパフォーマンススポーツ社とライセンス契約を結ぶプロパフォーマンススポーツ社は米国及びアジア市場でスピードミントンのマーケティングを担当。
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12月
1,000ユニットのセットを販売。
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2004年1月
マリア・シャラポワ(Maria Sharapova・ロシア人プロテニス選手)とプロパフォーマンススポーツ社の間でスピードミントンのプロモーション契約が交わされる。
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2月
ドイツのリゾートクラブであるロビンソンクラブと1-2-フライクラブのスポーツエンターテイメント企画に加わる。
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3月
ヨーロッパの主力なスポーツ用品ディストリビューターの1社であるMTS Sportartikel und Vertriebs社と北欧、デンマークおよびベルネックス3国でのマーケティングと流通のためのパートナー関係を得る。
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6月
Summer ISPOへ出展
マリア・シャラポアがウィンブルドン女子のチャンピオンシップを獲得。
スピードミントンが国際的に知られるようになる。
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12月
アメリカ市場で75,000セットを販売。
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2005年2月
スピードミントンがいくつかのスイスの大学の体育の授業に加えられると共に、多くの学校での体育授業の一環として採用される。
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4月
スピードミントン製品が、ルフトハンザ航空の機内販売「ワールドショップ」で販売可能になる。
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5月
スピードミントンが量販店向けとなるS70スターターセットの販売を開始。スポーツクラブ「スピードミントン ゲッコーベルリンe.V.」の設立。
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6月
グラファイト製のハイエンドラケット S500の発売。
スピードミントン販売とディストリビュートは現在、合計15カ国をカバーしています。
(USA、カナダ、ブラジル、ドイツ、オーストリア、スイス、ポーランド、チェコ、フランス、オランダ、フィンランド、ポルトガル、日本、韓国、台湾) -
2008年6月
日本スピードミントン協会(現日本クロスミントン協会)の設立。
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2016年1月
競技名および協会名が『スピードバドミントン』から『クロスミントン』に変わりました。
プレイ様式
(遊び方の種類)
Freestyle(まずは気軽に打ち合うことからはじめましょう!!)
場所を選ばないフリースタイルゲームは、楽しく、理想的なトレーニングになります。
Fun Match(レクリエーションや簡単な練習にピッタリです)
ファンマッチは最も簡単な競技様式です。ゴールマーカーを置くだけなので、いろいろな距離や幅でゴールが設置できます。校庭や体育館の中でも簡単に設置できるので、体育の授業に適しています。レクリエーションでプレイする時も場所を選ばずあっというまに設置できます。例えば、短い距離間で素早く打ち合うゲームはフィットネスに有効です。
ファンスピーダーはスピードが出にくいので、短い距離でバンバン打ち合うのに適しています。一方、マッチスピーダーはスピードや飛距離が出やすいので、長めの距離のプレイに向いています。
The Speed Court(正式な試合用のコートです)
イージーコートはクロスミントンの基本のプレイフィールドで、正式な試合で使用するコートです。一辺が18フィート(5.5m)の2つの正方形のエリアから成るコートを42フィート(12.8m)の間隔で設置します。ダブルスの場合はコートを2セット合わせます。スピードミントン社のイージーコートを使うことで簡単にコートを作ることができます。
▸イージーコートの使い方また、マーカーを使って2つの正方形のエリアを作ることで、より簡易的にコートを作ることもできます。
Playing on Tennis Courts(テニスコートを利用します)
簡単な手順でテニスコートを2つのクロスミントンのコートに変える事ができます。 サービスラインとセンターラインをそれぞれベースラインまで延長して使用します。 他に何も変える必要はありません。ネットはそのままでも大丈夫です。