|
|
|
錦鯉には運動のため流れが必要です。池水を循環させることで最適な飼育環境を整えると同時に、魚の排出物(糞・尿)・残餌などを濾過、水を曝気することにより水中の残存酸素を低電力で高めます。
上部モーターにより濾過槽内ペラを回転させ、水を吸い上げます。その際濾過材に汚れを付着除去させることで飼育水を浄化します。
下記の条件を参考にお選び下さい(※同じ水量でも条件によっては機能的に能力不足の場合がございますので、少し大きめの機種を選定することをおすすめします)
心 池 | 容 積 | 適合ウォータークリーナー | 飼育金魚数(10cm) | 飼育錦鯉数(10cm) |
---|---|---|---|---|
A−1 | 330リットル | 吉野 | おおよそ30匹 | おおよそ20匹 |
A−2 | 305リットル | 吉野 | おおよそ30匹 | おおよそ15匹 |
B−1 | 115リットル | かじか・ながれ・渓流 | おおよそ15匹 | おおよそ8匹 |
B−2 | 85リットル | ちどり・かじか・ながれ | おおよそ10匹 | おおよそ5匹 |
C−1 | 245リットル | ニューせせらぎ・DX | おおよそ20匹 | おおよそ10匹 |
C−2 | 220リットル | ニューせせらぎ・DX | おおよそ20匹 | おおよそ10匹 |
D−2 | 65リットル | ちどり | おおよそ8匹 | おおよそ5匹 |
E−2 | 18リットル | おおよそ2匹 | おおよそ2匹 | |
F−2 | 30リットル | 憩 | おおよそ3匹 | おおよそ2匹 |
G−2 | 1100リットル | 吉野 | おおよそ110匹 | おおよそ50匹 |
水蓮 | 85リットル | ちどり・かじか・ながれ | おおよそ10匹 | おおよそ5匹 |
※ウォータークリーナーと池の適合は魚の数大きさ等により若干異なります。表の数字は目安です。
生物濾過だけで100%の循環をした場合植物の栄養素である硝酸態窒素が増えアオコの発生の原因になるため、新水を常時少量注入して希釈する事が大切です(水温の上昇を防ぐと同時にpHも安定します。水道水中の塩素処理に注意して下さい)。 注入量は1週間で池水全量が入れ替わるくらいが最適です(冬期間は少なめになります。地域によって異なります)。
アオコは池水の汚れや水中の有機物の増加以外に水温の上昇、日照時間などの要因により発生します。ヨシズ、ビニール波板などで池を部分的に覆い、西日を避けて防暑に役立てることも効果的です。
池内にて水が十分循環することが必要です。水が循環することにより、池の壁面に棲息するバクテリアや藻類に酸素や栄養分が供給され、自浄作業が働きます。これらの事から池自体が大きな濾過槽であることが分かります。ですから、池の構造にも係ることですが、水が十分巡回するためには池の中に異物をいれることは避けた方が良いわけです。又、前項でも述べましたが循環水量が減ることは濾過に重大な影響を与えますのでポンプの保守は欠かせません。
池の清掃はなるべく控えてください。基本的に池全体の掃除はしない方が魚や水質の管理に良い状態に維持されます。池の構造上排泥機能がない場合、状況により(砂や汚泥の堆積等)清掃もやむえない事がありますが、この場合(3)にも述べております様に池も濾過槽ですので、池の周りに付着した苔は絶対にとらないで下さい(水の浄化に必要です)。アオコが発生したからと言って、水の総入れ替えは避けてください。新水補給の方が有効です。