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サン興産業がサウジで環境事業


沖縄タイムス記事


【記事内容】

有用微生物を活用した浄化液を製造・販売するサン興産業(那覇市、鉢嶺元代表)は、石油精製の過程で発生する重金属や有機物などの有害物質を除去する技術を確立し、サウジアラビアの浄化処理会社に提供する契約を1月15日付けで締結した。年内に両者で合弁会社を設立し、浄化効果の高い有用微生物の組み合わせや配合比率を特定し、効果的な浄化技術を確立する。現地に浄化液を製造する工場を設立する方針で、サウジアラビア国内の石油精製会社に浄化技術を売り込む。

サン興産業サン興産業によると、サウジアラビアでは、石油精製の過程で出てくる有害物質を焼却するか、薬品を混ぜて科学処理をしているという。だが、焼却ではダイオキシンが発生するほか、化学処理では別の有害物質を処理する必要も出てくるため、その処理に時間とコストが掛かるという。処理業者の中には、砂漠に不法投棄をする所もあるため、有害物質の浄化技術の確立が求められているという。
同社は微生物を使って、重金属を無害化する技術を構築。これまでオーストラリアやマレーシア、イラン、パキスタンなど8カ国に土壌や水質を浄化する微生物の培養技術を提供している。

 サウジアラビアでは、石油生成過程で発生する有害物質を効果的に分離、除去する技術を開発する方針で、合弁会社に環境処理のライセンスを取得させて、浄化液の製造を開始する。現地の農業用の肥料や薬剤を製造するメーカーや、養鶏業者との契約も進めており、販売を強化する。

微生物を活用した環境技術の博士号所持者で、同社の研究開発担当者の西都阿里取締役は「中東全体で浄化処理の技術を求めるニーズが高い。サウジアラビアを拠点に、周辺諸国にも技術を広めていきたい」と話した。

サウジアラビアでのプレゼン&レセプション

サウジアラビアプレゼン
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