EM農法について1【基礎編】
EMとは。EMとは、有用微生物群(Effective Microorganisms)の頭文字からとった造語で、占くから食品加エなどに使われ、その安全性が確認された、乳酸菌、酵母などの有用な微生物を天 然の糖蜜で複合培養した液体のことです。 微生物というと人体に害をおよぼす微生物が存在するために昔から多くの人に恐れられていますが、納豆や味噌、ヨーグルト、酒などは微生物(こうじ菌・乳酸 菌・酵母菌など)を利用していますし、ペニシリンなどの医薬品も微生物の働きで作られています。 このように自然界にたくさんいる微生物の中には、人間を助けるものも多数存在します。 通常、微生物は単一種類で扱われるのが普通ですが、EMには嫌気、微好気の複数の微生物が、基質を交換しあいながら共存し ています。そのため、単一種類に比べ幅広い対象に有効で、現場に使用した場合、もともとそこにいた微生物と共にすぐに発酵の過程に進むことができます。 この複合共生の微生物資材という点が、EMの最大の特徴です。 こうした複数の役に立つ微生物を組み合わせたものがEM=有用微生物群なのです。 EM製造時や開封時に、空気中に存在する多種多様の菌が混入増殖し、結果的に80種類以上の菌の集合体になるということのようです。 3つのバランスがとれているのが良い土です。良い土作りには有用な微生物の力を借りなければなりません。 良い土には生物性、科学性、物理性の3つの条件があります。 バランスのとれた土は、つぶつぶの団粒構造になっています。ひとつひとつの粒の間にたくさんのすき間があるのが団粒構造の土です。
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