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胴巻きの取り付け方
「胴巻きの取り付け方」
<用意するもの>

・新しい胴巻きとヒモ
・はさみ(もしくはカッター)
・幅1cmくらいのノミ(無ければハサミで代用)
・かなづち

↓↓こだわる方は以下の備品も↓↓

・きりなど硬くて細いもの(ヒモを巻くときに便利)
・ラジオペンチ(先の細いペンチ)
・木工用ボンド(ヒモの後始末にこだわりたい方へ)

〜目次〜
1、胴巻きのはずし方2、新しい胴巻きのつけ方3、ヒモの結び方

※画像は全てクリックすると拡大表示します。分かりにくい箇所は拡大して確認しましょう。
胴巻きの取り付け方 その3
〜ヒモの結び方〜

これから、職人仕様のヒモの結び方をお伝えします。 職人だけあって見た目にもきれいに見えるよう手間をかけた結び方をしていますが、胴巻きがゆるまなければそれほど問題はないので、「適当にヒモを通して蝶むすび」でもかまいません。「いや、オレはこだわりたい」という方は、是非職人仕様の結び方にチャレンジしてください。
ヒモをまげて、輪っかになった部分を左図のように胴巻きの穴へ通します。
多くの三線が、胴体の左側へヒモの結び目を作っておりますので、慣習にしたがって、三線の左前の穴からヒモを通していきます。

「ヒモが穴を通りにくい」という場合は、糸を使って穴を通すなど工夫します。(職人さんは三線の絃を使ってヒモを通しました)

胴巻きの穴へヒモをとおしていきます。絃の下をくぐるようにしてください。


向こう側の穴にもヒモをとおして・・・

ぐるっと回ってきました。

ヒモの長さを調整します。
左の写真でわかりますでしょうか。最初に通した穴から出ている2本のヒモ(本当は1本ですが)のうち、1本は短くします。

ヒモを引っ張って胴巻きにゆるみがないようにします。

輪っかの部分に、ヒモの端の短いほうを通します。

輪っかに通したら、ぐっ!と引っ張ってヒモが強くしまるようにします。

ヒモの端の長いほうを、左図のように引っ張り・・・

短いほうを、下にくぐらせます。

左図のようになります。

短いほう、長いほうのヒモの両方をひっぱります。

エイ!
きゅっと締まりました。

はずれないよう、もういっちょ結びます。

エイ!

ここまで来たら、後は蝶むすびでも結構ですが、さらにこだわりたい方は下に進んでください。

短いほうをまたヒモの下にくぐらせます。これをどんどん巻いていきます。

←職人仕様では、固くしばってヒモが下を通りにくくなっているので、キリなどの細いものを使ってヒモを通します。それぐらい固く縛れるよう、がんばってみてください(笑)。

くるくるヒモをまいて、端まできました。

端まで巻いたら、ヒモの余った部分を穴に押し込みます。キリなどの細くて固いものを使いましょう。

穴におしこみ、ヒモの端が胴巻きの後ろに隠れるようにします。

反対側も同様に、くるくるヒモを巻きつけて、端を胴巻きの穴に押し込みます。

このままヒモの端を胴巻きの後ろに隠せば終わりなのですが、職人はそれにもこだわります。ヒモが飛び出たりするとみっともないので、木工用ボンドで固めておくのです。

style="padding:5px;"ぬりぬり。
これでヒモが飛び出たりする心配はありません。あまりつけすぎると胴巻きと胴体の皮がくっつくので、ヒモと胴体を固める程度にしましょう。

職人仕上げで、おニュー胴巻きの取りつけ完成!

ここまで手間ヒマかけると、いつもの三線に一層の愛着がわいてきますね。