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胴巻きの取り付け方
 「自分好みの胴巻きをつけたいな」

三線を弾き始めると、段々そう思うようになります。

 「でもどうやって取り付けるんだろう」


と、お悩みの方も多いでしょう。
そこで、実際に職人さんに胴巻きの取替えをしてもらい、その手順をまとめました。職人仕様の手順なので少々道具も細かいですが(^^;、実際はそれほど難しいものではありません。
ぜひお好みの胴巻きを取り付けて楽しんでください!
「胴巻きの取り付け方」
<用意するもの>

・新しい胴巻きとヒモ
・はさみ(もしくはカッター)
・幅1cmくらいのノミ(無ければハサミで代用)
・かなづち

↓↓こだわる方は以下の備品も↓↓

・きりなど硬くて細いもの(ヒモを巻くときに便利)
・ラジオペンチ(先の細いペンチ)
・木工用ボンド(ヒモの後始末にこだわりたい方へ)

〜目次〜
1、胴巻きのはずし方2、新しい胴巻きのつけ方3、ヒモの結び方

※画像は全てクリックすると拡大表示します。分かりにくい箇所は拡大して確認しましょう。
胴巻きの取り付け方 その1
〜胴巻きのはずし方〜

まず、糸かけをはずします。

三線の下部のお尻のところで、絃を結んでいる糸かけがあります。糸かけは胴巻きがゆるまないためのストッパーにもなっています。

糸かけがはずれにくい場合は、カラクイ(糸巻き)を回して絃をゆるめてください。

胴巻きのヒモを緩めて、胴体からはずします。

(左の写真は、職人さんが棹を抜いてから胴巻きをはずしたためです。ヒモをほどけるなら、棹をはずす必要はありません)

※ヒモが固くてはずれない場合は、ヒモを切るか、棹を胴体から抜いて胴巻きをはずすかになります。以下、棹を胴体からはずす方法をお伝えしますが、「三線が元に戻らなくなった〜!」などということがないよう、充分ご注意のうえおこなってください。

棹を胴体からはずします。

※棹をはずすのは、胴巻きのヒモが固く結ばれてほどけない場合の方法です。簡単にヒモをほどける場合や、ヒモを切るなどすれば、棹と胴体をはずす必要はありません。


写真のように、職人さんは手ではずしてますが、普通は固くてはずれにくいと思うので、棹のお尻をカナヅチで叩くなどしましょう。

棹を抜くところです。
棹と胴体は、はずしても後から合体できます。

どちらが胴体の表か分かるようにしましょう。後から合体させるときに棹と噛み合わなくなります。

※三線の棹と胴体は一つ一つ形が違うため、それをうまく合体させて音が鳴るようにするためには、「ブーアティー」という職人技術が必要です。再度さおと胴体を合体させる際は、別の胴体と棹をつけたりせず、最初の組み合わせ通りにしましょう。

胴巻きをはずしました。
スポッと抜けます。

また棹と胴体を合体させます。胴体の裏表に注意しましょう。棹は強くはめ込んでください。

※三線の棹と胴体は一つ一つ形が違うため、それをうまく合体させて音が鳴るようにするためには、「ブーアティー」という職人技術が必要です。再度さおと胴体を合体させる際は、別の胴体と棹をつけたりせず、最初の組み合わせ通りにしましょう。