1959年テネシー州ノックスビルにて設立されたアルファ インダストリーズはアメリカ国防省の依頼により、軍用ジャケットの製作に着手。
以後、最高の品質基準と言われるミルスペックをクリアし米国軍のコンストラクターとして60 年以上の長きに渡り君臨してきました。
KING OF MILITARYとして歴史に裏付けされるアルファですが、現代では、高い機能性やデザインにより、ミリタリーファンのみならず世界のファッションユーザー、バイカー、キャンパーからも深く愛されています。
今回はALPHAの名品軍の魅力をその歴史と共にご紹介いたします。
1950 年代中期に採用されたインターミディエイトゾーン(-10℃~10℃)向けの飛行服。
一切の無駄を排したフライトジャケットの完成形としてミリタリーウェアの指標ともされている。
裏地のオレンジは、戦闘機から脱出したパイロットがオレンジ色を表にして着用することで、レスキュー部隊に発見されやすいように開発された実用的なディテールでレスキューオレンジと呼ばれている。
アラスカなどの寒冷地、-10℃~-30℃のヘビーゾーンにおける地上作業用として開発された。
低温にさらされる屋外でも、手袋をしたまま使う事が出来る大きめのハンドウォーマーや取り外しが容易に行える大きめのフロントボタン、雪の中でも視野を確保しやすいよう開発されたフードなどが特徴。
フード内側にはボアを搭載し、高い保温性を確保。デザインと機能に優れた逸品である。
N-3B と同様、寒冷地、-10℃~-30℃のヘビーゾーン用に開発されたモデル。
N-3B の機能やデザインをほぼ踏襲しているが、N-2B は操縦用ジャケットであるため、操縦時に座っても邪魔にならないよう着丈が短く、狭い場所でも自由に動きやすい作りになっている。
また、ヘルメットが着脱しやすいようフードの中央からジッパーで開閉が出来るのが特徴。
1940~50 年代、米海軍の甲板作業員が着用していたジャケット。
遮風性の高い肉厚のジャングルクロスや衿ボア仕様など、高い防寒性を実現。
さらに袖口内側にニットリブを装備、衿を立てて固定出来るストラップが付属するなど、厳しい環境下で作業する作業員を支え続けた。
甲板(デッキ)で着用するジャケットから、N-1 デッキジャケットと呼ばれている。
アメリカ陸・海・空の三軍および海兵隊において正式採用されている、インターミディエートゾーン(-10℃~10 ℃)用現行型フライトジャケット。
丈が短く、丸みのある衿や左右の大きなフラップポケット、左腕のシガレットポケットが特徴的で、その機能性と完成度の高さから根強い人気を持つ。