メイド・イン・アースが布ナプキンを作り始めたきっかけ

昼用布ナプキン

メイド・イン・アースが布ナプキンを発売したのは、 オーガニックコットン製品のブランド立ち上げから4年がたった、1999年のこと。

きっかけは「布ナプキン、ありますか?」という一本の電話でした。

それが生理用ナプキンとは思いもよらず、最初は食事用のナプキンのことかしら、 と思ったくらい、布ナプキンのことはまったく聞いたこともないくらいでした。

その後、たまたま出展したイベントで売られていた 輸入品のネル生地の布ナプキンを発見。試してみると、これが、 予想以上に気持ちがよくて。意外ともれないのできっとニーズはあるはず と直感し、試作に没頭する日々が始まりました。

布ナプキンをつくる時に最初にぶつかった壁は、オーガニックコットンの ふんわりした風合いを生かしながら、いかに経血の吸収力を高めていくかということ。 トレーナーや起毛、厚手の生地は思い通りにふかふかにならず、イマイチやわらかさに欠けてしまいます。

ある日、机の上に置いてあったタオル生地とベビー用シーツのハギレが目にとまりました。 何気なくそれを重ねてみると、イメージ通りのふかふか感。 「これだ!」。

タオル生地を幾層にも重ね合わせ、平織りの生地で それをくるんでみると、経血をしっかり吸収してくれます。 同様のパッドも開発し、ホルダーにパッドを重ねる というスタイルをとれば、多い日も安心では……。 試してみると、納得の出来です。 あえて防水シートは用いず、 オーガニックコットン100%にこだわり、 オーガニックコットンの能力を最大限に生かしたつくりで、 1999年、ついに布ナプキンがデビューしたのでした。