対談
イーザッカマニアのママが、自由にいろいろ話してみた。
子育て中のお洋服のこと
お母さんゆえの本音
語ります。
記念すべき第一回目の対談。
我らがイーザッカマニアのママ代表お二人に自由にお話ししてもらいたいと思います!

中学生から小学生まで3人の子供を持つ働くママ店長「浅野」と、4歳の男の子のママバイヤー「うり」のママのお洋服談義です♪
向き合うふたり

ママになって変わった、服に対する「意識」

─── ママになって服に対する意識は何か変わりましたか?

うり

私、ほんまに変わりませんね・・・。
変わらないけど、知らない人たち、例えば保育園とかに行って周りのママさんを見て、「ああ、みんなはこんな感じなのか」っていう。

浅野

わかるわかる。
私は、今までは好きなものを好きなように着てたけど、『だれだれのお母さん』ってゆう目で見られるから。

うり

会社にいたら「自分は普通」だと思うんだけど、実は少数派なんだって気づいたんですよ。

浅野

うりでも少数派なんだ!?

うり

でも、その感じは仕事に役立ちますけどね。

浅野

確かにね。「普通って何なんやろう」みたいな。確かにキャップ被って幼稚園に来るお母さんって、私達くらいしかいない(笑)

うり

うんうん、会社に来たら普通にいるのに(笑)

─── 変えようとは思わないんですか?

うり

TPOは考えますよ。
こういう時にこういう服がいいんだろうなっていうのは分かるようになりました。それを楽しみたい感じになってきています。

不便があるからこそ楽しめる「オシャレ」

─── 小さい子供がいると、(引っ張るから)ニットは着ない、装飾の付いたものは着ないっていうのは本当なんですか?

浅野

抱っこ時期は確かにそうかも。昔は私もジャラジャラジャラジャラつけてたもん。
それで全部もがれた(笑)
で、そのまま自分の中でジャラジャラブームが終わっちゃった。

うり

確かに!つけてましたね~(笑)

浅野

幼稚園が土足じゃなかったから一回一回靴を脱がないといけなくて、紐靴もやめたな。ずっとスリッポンだった。手を使わずに脱げて手を使わずに履けるっていう。

お母ちゃん14年やってるけど 毎朝何着ていこうかなって そういうの無くなったな~・・・。

─── ちょっと!このままやとママの悲しい服談議になっちゃいます(笑)

浅野

いや、ちがうねん。
スティーブ・ジョブズみたいに気に入ったいつも同じ服っていうのはファッション的に残念な話ではないのと同じ。その人にとってその時そのファッションがベストってゆうのが絶対あるから。

ずっとスリッポンだったけど、スリッポンが嫌だったわけじゃない。で、スリッポンを卒業した時の喜び!制服だった学生が、大学生になって私服で学校に行くようになった時の喜びみたいな。

その時にやっと紐靴の喜びを感じた。あくまできっかけやで。なんか圧があってできないっていうのもそれもまた楽しいよ。

浅野

圧をネガティブにとらえられる事もあると思うけど、紐を結んでる時間がない、じゃあどうしようって自分の選びしろが広がるのもすごく楽しい。

うり

私もリュックもたない派だったんですけど・・・リュックが必要になっていろいろ調べて、今まで興味なかったものも見るようになって、それが新しい世界を知るきっかけになりましたね。

─── 自分が取り入れてこなかったものを取り入れるきっかけになったんですね。

浅野

そうそう。
例えば・・・ちょっと恥ずかしい話、白髪が生えてきたけど、美容院に行く暇もありません!ってときにパッってキャップ被ってる(笑)

まさか白髪隠すために被ってるなんてみんな思ってないやろ。好きで被ってると思ってるやろ!?でも、時にはそういうときもあるねんで。それさえ今は面白がってる。

うり

私と出逢った時から浅野さんはママだったけど、ずっと好きなものを着てるのを見てきたからな~。余計これでいいんやって思った。

浅野

お母さんやからこうせなあかんていう精神的な制限はないよね。

うり

ないと思う。浅野さん忙しいけど、それでもちゃんとネイルしてるな~っていう。そういうこと見てる人は見てますから。大事です。

浅野

お母さんやからこれやったらあかんとか、お母さんらしくこうせなあかんていうことより・・・、不便はあるけど洋服を楽しめてるよね、私たち。

子どもと一緒にオシャレしたいけど・・・?

─── 子供たちの服に対して何かありますか?やっぱりオシャレさせたいって思いますよね。

浅野

うりはオシャレママだよね~。

うり

そうですか?
でもほんとに着てくれないんですよ~!まあまあ早くから「それ嫌!」「これ嫌!」て言いやがるからな~(笑)

─── 男の子もですか?

浅野

男の子もやな~。

うり

最近●ューレンジャーの肌着しか着てくれない・・・。
オシャレな恰好させたお母さん見ると、一体どうしてんのやろ!?って思うよ・・・。

もしかしたら好きなものが一緒なのかもしれないし、ものすごくなだめてるのかもしれないけど(笑)でもうちはほんとにみんな、これは嫌、これは着たくないって感じだから。紫しか着ないとか(笑)

浅野

強いヒーローの色しか着ないしね。

うり

男の子ってそうですよね!赤に黒とか、青に黒とか。

浅野

ヒーローが大好きやから(笑)

うり

お母さんとリンクコーデしてる子とか、それどうなってんのって思いますよね!

浅野

すごいよなあ~!

うり

言うこと聞いてんのかなあ。

浅野

着てくれるもんやと思って買えてるならスゴい。
私は服買うとき「着てくれるかな?」と思いながら買いますからね。

社内が空前の「おさがりブーム」

─── 今社内で、子供服が浅野さんからうりさんへ、うりさんから別スタッフへ~と脈々と受け継がれてますよね。あの文化、めっちゃいい。

浅野

あれはいい!

うり

あれはほんまに幸せ!

浅野

よく使ったモノほど愛着が沸き過ぎて。捨てられへんけど、売るには汚な過ぎるし・・・。
でもうりが「それかわいい!」って言ってくれてたの知ってるから、そういう人にもらってもらえたら幸せ。ほんでまたうりがそこからまた上手に(かわら版担当 ミキへ)受け継いでいくから~。

うり

最近息子が、おさがりの大元を分かるようになってきて、「あのお兄ちゃんの服やったんか!」って喜んで着てます(笑)

浅野

顔の見えるおさがりっていいよね。やっぱりおさがりっていい。

─── フリマアプリが主流になった今ですが、無くしたくない文化ですね。

浅野

そうなんだよね。ついこの前も売ろうと思った子供服があったんだけど・・・なんとなくね、時間をかけて選んだ1着とかは・・・。

─── イーザッカマニアも子ども服を取り扱っていますが、仕入れる際のこだわりはありますか?「ここは外せないバイイングのポイント!」みたいな。

浅野

大人が勘違いしているものは作りたくないなって思ってる。
実は子供ってお母さんと同じようなものを着たいって思てるのに、なんか可愛くクマさんつけたりとか・・・。

─── 確かに!イーザッカマニアの子ども服は、なんかいい意味で子どもっぽさがない!

浅野

なるべく子どもっぽい装飾のものは避けたいと思ってる。だからといって簡素なわけじゃなくて、ちゃんと個性と大人っぽさがあるものを展開したいなと思ってる。
大きく言うたら「自分たちが着たいか?」っていう目線。

─── それ!分かる!うちの子ども服、大人の自分が着たいと思うものばっかり!

浅野

自分が着たいか、それで選ぶよね。

うり

中学生くらいの"はざま"の歳はなおさら。

浅野

中学生の時の話っておもしろいよね。

うり

どれくらいダサかったかっていう(笑)

─── wwwwwwwwww(一同)

うり

今アパレルの仕事してますっていうても!さすがに!

浅野

中学生の頃はダサかった!ひどかったな~(笑)
あんなんやったけど、一応それなりになれるよって経験してるから、娘のコーディネートには寛容でいようと思う。

今はオシャレな小中学生も多いし、トータルで何万円なん!?みたいな子も多いけど。でも、一番大事なのは好きなものを着ているかどうかだと思う。安いもの、高級なもの、いろいろあってそれを楽しむのがいいんだよって自分の子供には言うかな。そりゃ子供のうちは失敗することもあるし、高い失敗は私が代わりに自分で着るから(笑)

うり

中学・高校の頃ってすごく気にしてましたよね自分の服。

浅野

自分が比較されないように必死だった。だから自分のジャンルを比較されないところに持っていってたな。
とりあえずヴィンテージの古着に走った(笑)ほんでお母さんに「古着のニオイして臭い!」って言われてたな~。

大事なのは「気にしない」こと

─── これからママになる人たちや新米ママたちに何かアドバイスはありますか?

うり

アドバイス・・・ないなあ・・・。

浅野

アドバイスなし。

─── アドバイスなし!?

浅野

気にすんなってこと。

─── それは周りのママたちの目を、ってことですか?

浅野

なんか、お母さんになったらこうせなあかんのじゃないかとか、少なからず悩むと思う。
うりも悩んでたよね?こんな格好しててうちの子が大丈夫かなって。そのコミュニティになじもうとして、いろいろ悩むと思う。

うり

でも浅野さん言ってくれましたよね、この身なりやからこそ余計「ちゃんとしよう」とするって。
あいさつもそうやし。私はそれがすごく響いてます。ほかの人以上に、ちゃんとしないとって。
じゃないと、ただのヤンキーやと思われる(笑)

浅野

時に金髪やし、時に真っ赤な格好したりするからこそ、できる限り言動は丁寧にしたいって思う。
職員室はいるときも「失礼いたします~っ!」って(笑)いつも以上に丁寧やもん。

うり

なんかそれすごい心に響いてる。スーツ着てたら気にしなくていいのかもなんですけどね。

浅野

私がこんなかっこうで嫌じゃない?って子供に聞いたら、普通にして来られる方が変って言われた(笑)
子供が嫌がるならやらないよ。学校は子供のためのコミュニティやからね、荒らすわけにはいきません。

浅野

お母さんやから我慢してるって思われたくないよね。服にかかわる仕事をしていて、きっと自分たちのやってることが少なからず世の中のママの目安になるなら、ファッションに対しても仕事に対しても我慢してるようには思われたくないなと思う。辛そうにしてると見てる方も辛いし、お母さんになるって大変そうやなって思われちゃうから。なるべく気軽に思っててほしいなて思う。

だって大変やもん。仕事だけしてても大変やし、何しててもみんな大変やもん。子育てしてるから大変なわけじゃない。悩んでる内容の違いでみんな大変。

一人で仕事ばっかりしてる時期もあれば、今みたいなこんな時期もあるし。そのうち介護の話だって出てくるかもしれんし。でもその時期その時期のやり方があって。それも楽しいなって。

そんなイーザッカマニアのママたち
選りすぐりのキッズアイテム、
ぜひチェックしてみてください♪

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