【1】栽培の基礎知識  【2】栽培方法  【3】種類別の育て方

【3-1】ア行〜カ行   【3-2】サ行〜タ行   【3-3】ナ行〜ハ行   【3-4】マ行〜ヤ行  【3-5】ラ行〜ワ行

【A】ミント
ミントは自然雑種が多くかつては約600種に分けられていましたが、最近では約25種類くらいに整理されています。ペパーミント系、スペアミント系、アップルミント系、オレンジミント系などに分けることができます。

[剪定]初夏に花が咲き始めたら、土際から茎ごと刈り取ります。(強剪定)

[摘芯]摘芯をかねて枝先をまめに収穫すると、春から秋まで何回も若葉を利用することができます。

[夏の対策]夏場は葉水(葉の両面に水をかける)を行い乾燥を防ぐとよいでしょう。また、葉水は病気やハダニの予防にもなります。 

[冬の管理]冬は地上部は枯れますが、地下部の根は生きています。鉢の土が乾いたら水やりしてください。

[斑入り葉の管理]株の一部に斑入りでない、先祖がえりの枝が出てきたら早めに株元から切り取って下さい。緑葉は斑入り葉より勢いがあるので、放置すると全部緑葉になってしまいます。

[交雑]品種の異なるミントをそばに置くと交雑して新しい雑種の種子ができる可能性があります。同一の品種を増やす場合は挿し芽で維持しましょう。

[直植えの管理]ミントは地上茎、地下茎ともに成長が旺盛で、周辺に広がっていきます。広がるのを抑制するには、地中に板やビニールなどの仕切りを設けるとようでしょう。

[植え替え・株分け]鉢植えの場合は排水不良や根づまりを生じやすいので、毎年植え替えや株分けを行った方がよいでしょう。春から梅雨前に半分ほどに刈り込んでから行います。

[品種] アップルミント、 イングリッシュミント、 オーデコロンミント、 オレンジミント、 カーリーミント、 キャンディーミント、 グレープフルーツミント、 ケンタッキーカーネルミント、 コルシカミント、 ジンジャーミント、 スペアミント、 パイナップルミント、 バナナミント、 ペニーロイヤルミント、 ペパーミントバリエゲータ、 ペパーミントブラック、 マウンテンミント、 レモンミント、 ホースミント、日本ハッカ


【B】ヤロウ
[庭植え]地下茎が基部から多数発生してドンドン広がります。庭や花壇などに植える場合は、広がり過ぎを防ぐため、板などを50cmほど差し込んで仕切るとよいでしょう。

[株分け]四方に伸びた地下茎の先から出た新芽を切り取って植えます。

[収穫]茎葉を利用する場合は、花が咲くと葉が堅くなるので開花前に刈り取ります。花を利用する場合は、開花直後に株元で刈り取ります。株元で切り戻すことにより再び花をつけてくれます。

[鉢栽培]高さが100cmほどになるので庭での栽培に適しています。鉢で育てる場合は大きなものに植え、株分けを兼ねて年に2回植え替え、根づまりや老化を防ぎましょう。

[品種]ヤロウ (イエロー、ホワイト、レッド、パール)




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