【1】栽培の基礎知識  【2】栽培方法  【3】種類別の育て方

【1-1】栽培の基礎知識  【1-2】病気と害虫   【1-3】コンパニオンプランツ  【1-4】防虫利用できるハーブ   【1-5】園芸用語集

【A】 植物の性質について

一年草(いちねんそう) 
 種子から発芽して、一年以内に開花、結実し、株全体がかれて、種子だけを残す草本植物のことです。秋まき1年草(越年草)を含む場合もあります。

二年草(にねんそう)
 種子から発芽して、一年以上2年以内に開花、結実し、枯死する草木のことです。越年草ともいい、秋まき1年草のことをいう場合もあります。

多年草(たねんそう)
 何年にもわたって生育し続ける草木のことです。常緑のものと、冬に地上部が枯死するものがあります。

宿根草(しゅっこんそう)
 冬には地上部が枯れるが、根は地下で生き残り、次のシーズンになると芽が出てくるものです。

草本類(そうほんるい)
 木質化しない柔らかな茎をもつ植物のことです。

木本類(もくほんるい)
 草本類に対して、木である植物の仲間のことです。地上の茎が長年にわたって行き続けるもので、維管束の木質部が発達した堅い茎をもっています。



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【B】 肥料や土について

置き肥(おきひ)
 固形有機質肥料や、粒状の化成肥料を、土の表面に置く方法です。水やりのたびに、肥料分が溶け出して、徐々に効果が現れます。成長期である春と秋、花が咲いた後や収穫後などに施します。

元肥(もとごえ)
 種子をまいたり、株を植えつけたりする土壌に、あらかじめまぜておく肥料のことです。多年草や木本類の休眠木に施す肥料のこともいいます。

化成肥料(かせいひりょう)
 土壌に必要な養分を、科学的に合成して作られた肥料のことです。

有機質肥料(ゆうきしつひりょう)
 天然の有機物質を原料とした肥料のことです。魚かす、油かす、骨粉、牛糞などがあります。

苦土石灰(くどせっかい)
 石灰質肥料のひとつです。土壌の酸度を中和する目的で使われます。

培養土(ばいようど)
 栽培に都合がよいように、通常数種類の素材を調合した土のことです。配合土、用土ともいいます。



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【C】 育て方や作業などについて

ウォータースペース
 鉢やコンテナに水やりのときに水がこぼれないスペースのことで、鉢の縁いっぱいまで土を入れずに、縁から下2〜3cmぐらいのスペースをとっておく事をいいます。スペースを作ることにより土の流出を防ぎます。

ナーセリー 
 育苗場のことです。苗を専門に育てる場所をいいます。

マルチング
 寒さや暑さ、乾燥から守るために、株元にピートモスやバークチップなどで覆うことです。

育苗(いくびょう)
 苗を作るための管理全体のことです。

コンパニオンプランツ/共栄植物(きょうえいしょくぶつ)
 種類の異なる植物が隣り合って育つときに、お互いによい影響を及ぼしあって共存できる相性のよい植物どうしのことです。

混植(こんしょく)
 複数の種類の植物をとりまぜて植えつけることです。

挿し芽(さしめ)
 その年に新しく伸びた茎の先端部分を切り取り、用土に挿して発根、発芽させることです。

挿し木(さしき)
 植物を増やす方法のひとつ。葉、茎、根など親株の一部を切りはなし、生育しやすいように整えた用土の挿し床に挿して、発根、発芽させることです。

自生(じせい)
 人為的な栽培管理の手が加えられることなく、自然状態で植物が生育し繁殖していることをいいます。

ランナー/走出枝(そうしゅつし)
 地面を這うように伸びる茎のことです。節や先端に子株をつけます。

底面灌水(ていめんかんすい)
 タネまきした後や、水切れしやすい植物で長期間留守にする場合に用いる水やりの方法です。水を入れた鉢皿に鉢を浸して、底から水を吸わせます。

摘芯(てきしん)
 茎の先端部を剪定することです。脇から新しい芽が出るようにする方法で、より収穫を多くしたり、姿を整える目的で行います。

徒長(とちょう)
 日光が不足したり、水や肥料のやりすぎなどの原因で、間伸びして成長していまうことです。

軟化栽培(なんかさいばい)
 日光や風を遮り、茎や葉を白く、柔らかく育てる栽培方法です。ハーブではチコリがこの方法で育てられ、料理に利用されます。

鉢上げ(はちあげ)
 成長してきた苗を鉢に移植することです。また、庭などで成長している植物を冬の防寒のために鉢に移植して温室や室内に移動するときの移植のことをいいます。

半日陰(はんひかげ)
 木もれ日があたる程度の日当たり場所のことです。建物の東側のように、午前中のみ日が当たる場所のこともいいます。

覆土(ふくど) 
 まいた種の上に、土をかぶせることです。

不稔性 
 植物が種子を生じない現象のことをいいます。

間引き(まびき)
 発芽した苗を、適当な間隔をおいて抜き取ることです。双葉がそろってきたら、葉と葉が触れ合わないように抜き取ります。抜き取る苗は、形が悪いものや茎が細いものなどを中心に行います。

実生(みしょう) 
 種子から発芽させた固体のことです。



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