ピーターラビットとカモミール

「おかあさんは ピーターをねかして、
かみつれ(カモミール)をせんじて、
ピーターに 1かいぶんのおくすりをのませました。」

ピーターラビット第1巻の最後の文章です。
ヨーロッパでは昔からカモミールを
とても良く利用していました。
寝付きの悪い子供に飲ませたり、
腹痛の時に飲んだりと生活に密着していたハーブです。
林檎のような優しい香り、甘い味は、
ハーブティーの中でもとても人気があります。
そのソフトな印象に比べ、多種多様な効果がありますので、
様々なケースで利用できる万能薬なのです。





カモミールには種類があります

<画像1-1>  ジャーマンカモミール/ハーブティー、精油


<画像1-2>  ローマンカモミール/ハーブティー、精油


<画像1-3>  ノンフラワーカモミール/園芸用


<画像1-4>  ダイヤーズカモミール/染色用





カモミールを育ててみよう

種蒔は10月中~11月中がおススメ


 【種撒き後 1~2週間の状態】

種蒔き用のトレーに1粒ずつ撒くと、
植え替えが楽にできます。

<画像2>




 【種撒き後 1カ月程度経過の状態】
画像下くらいの大きさに育ったら植替えをします
本日みなさんにお配りした苗が、ほぼ同じ状態です

初めての場合には種蒔きは難しい為、
苗からの栽培がおススメです

<画像3>




【カモミールの植え付け方法1】
苗を購入する場合には、
葉の色が濃くしっかりとしたものを選びましょう

根がこのようにしっかり回っていると
植え付けの後も丈夫に育ちます

<画像4>




【カモミールの植え付け方法2】
ポットの大きさと同じくらいの大きさの穴を掘り
植え付けます。
周りの土を株元に集めて押さえます

<画像5>




【カモミールの植え付け方法3】
植え付け後は、たっぷりとお水を与えます。

<画像6>




【カモミールの植え付け方法4】
湿気を好みませんので、できる限りこのような
畝を作ります。

<画像7>



【カモミールの植え付け方法5】
直植えでなく鉢植えの場合にはこのような感じな
植え付けます

<画像8>


<画像9>



【収穫方法】
花の上部を丁寧に摘み取ります

<画像10>


<画像11>



【実際の収穫1】
カモミールの収穫は5月中旬~7月となります。
次から次へと新しい花が付きますので、
初夏の間は毎日摘み取りを楽しめます。

5月中旬の朝6時の光景
花の香りが一番強い早朝に摘み取ります

<画像12>




【実際の収穫2】
早朝は花びらが画像のように下向きに落ちています

<画像13>



【実際の収穫3】
早朝約2時間程度の収穫量です

収穫量が多いため、花上部を摘み取るのは断念して、
茎を刈り取って収穫しました

本来は花上部を摘み取れば、
数日後には別の蕾が咲きますので、
長い期間摘み取りが楽しめます。

<画像14>


<画像15>



【実際の収穫4】
作業場にて花上部を摘み取り、
機械にて乾燥させた状態です

<画像16>











制作
有限会社みむろ
ハーブティー専門店「e-ティザーヌ」

小林 智津子