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裏ボルト仕様の表札の取り付け方法

 
裏ボルト仕様の表札には以下のようなパターンがあります。
厚み3mmのステンレス表札は、裏側に直径6mmのボルトを溶接することも可能ですが、取り付け時に垂直方向の落下を防止するための直径2mmの補助ボルトが付属しています。
DIYの場合、あける穴の直径が小さくて済むので、デフォルトの補助ボルト仕様をおすすめ致します。
補助ボルトを使用せず、接着するだけでも固定可能ですが、接着剤が完全硬化するまでの仮止めをしっかりとしないとズレの原因になります。
アルミ鋳物表札には、裏側にタップ穴(ねじ穴)が切ってあり、直径6mmの頭のないボルトを取り付けるようになっています。 アルミ鋳物表札は裏側がフラットでなく鋳造時にひずみで割れないよう厚みを均等にするため裏側がえぐられたようになっているものがほとんどです。 ですので、裏面にべったりと接着剤を塗ることはできませんがボルトと付け根の部分に塗ると良いでしょう。 すき間の防水のため、縁に接着剤を塗布する場合は、押し込んだときにはみ出さないように注意をする必要があります。
アルミ鋳物文字表札もタップ穴が切ってありますので、ボルトを立ててボルト部分に接着剤を塗布します。
裏面に接着剤を付ける場合は、圧着時に接着剤がはみ出さないように、細く薄く塗る程度にする方が良いでしょう。
ガラス表札に下のように裏板を付けた場合も、「差し込んで貼り付ける」タイプになります。
★★ 商品一覧 : 差し込んで「貼り付ける」表札

こちらでは、ヴェネチアンガラス表札「漣」ステンレスオプション付き裏ボルト仕様を使って、裏ボルトタイプの表札の取り付け方法をご紹介します。
裏ボルト仕様は、壁面の穴にさし込むボルト部分と表札の裏面に接着剤をつけて取り付けますので、凹凸の壁面や養生テープなど粘着テープが付きにくい壁面でも安心です。
準備するもの

水平器(レベラー)

簡易水平器でも可能です。 表札を取り付ける場合は、水平だけが重要ですので、レベラーは高いものでなくてもある程度長さがあれば結構です。 ちなみに写真の水平器はホームセンターで500円。

雑巾やウエス

取り付け箇所や表札を拭くのに使用します。 また、表札の裏側に接着剤をつける時に下敷きにするなど2〜3枚あると便利です。

接着剤

外構用の弾性接着剤を使用します。写真は、左がヘンケルのメガパワー マルチ DIY用。右がコニシボンドのウルトラ多用途SUです。
取り付ける箇所に合わせてお選び下さい。
メガパワーは、硬めの接着剤ですので、凹凸のある箇所に最適ですが、アイボリーがかった色ですので、はみ出すと目立ちます。
SUは、サラリとしていますので、ボルトを穴に差し込むだけのガラス表札など仕上がりがきれいです。

養生テープ(左)とマスキングテープ(右)

養生テープは、取り付けた後で接着剤が完全に硬化するまでの間、仮止め用として使用します。
マスキングテープは、位置決めや接着剤のはみ出し防止に使用します。

回転ドリル もしくは 振動ドリル

充電ドリルは、パワー不足なので、交流のタイプを選択しましょう。 コンクリートなどは振動ドリルが作業性が良くベストですが、値段が高いので、あまり使う機会のない方は、ホームセンターでレンタル品を借りると良いでしょう。

写真のものは、ホームセンターで12000円程で販売されている振動ドリルです。

ドリル用の刃

振動ドリルは「振動ドリル用」、回転ドリルは「回転ドリル用」をお選び下さい。
漣の裏ボルトはM4(直径4mm)ですので、ドリルの径は5.5mmを使用しています。

手順
最初に取り付け箇所をきれいに掃除します。
水平器で壁面に型紙(オリジナル表札は全て型紙がありますが、メーカー商品などは型紙のない表札もあります)をあてて水平位置を決めます。
水平器は、ゲージの真ん中に気泡があればOKです。
そのまま、型紙をマスキングテープで貼り付けます。
型紙の穴位置の上から、ドリルで壁面に穴をあけます。 
穴が空いたら、穴の中や周辺の粉を吹き飛ばしておきましょう。
接着剤はみ出し防止のマスキングテープを表札より若干狭めに貼ります。
表札の裏面、ボルトに接着剤を塗ります。

メガパワーの場合は、チューブの口にボルトを差し込むようにするとうまく塗ることが出来ます。
表札の裏面中心部分に、接着剤をつけます。
少しヘラで馴染ませますが、圧着した時に壁面に食い込むよう分厚めにしておきます。


表札の取り付けは、コーキングを打つのとは異なり、縁まで接着剤をつける必要はありません。はみ出さずしっかりと取り付けられればOKです。
壁面の穴にボルトをさし込み、圧着します。
マスキングテープをちぎらないよう注意して剥がします。


ちなみに上の写真くらいの接着剤ならはみ出すことがございませんのでマスキングは必要ありません。
すでにしっかりと付いているのですが、表札が浮いてこないように、養生テープで押さえます。 

このとき、文字部分に養生テープがかからないようにします。
テープの種類によっては、剥がす際に文字の塗装がとれることがまれにあります。 
どうしても文字にかかってしまう場合は、マスキングテープで文字をカバーしてその上に養生テープがかかるようにします。
接着剤が完全硬化したら、養生テープをゆっくりと剥がして完了です。
ご注意
取り付けの難易度は、壁面素材、表面形状によって大きく異なってきます、大切なお家ですので、DIYでの取り付けに自信のない方は、外構業者さんやリフォーム業者さんなどプロに依頼してください。