香りのTPOとタブー
  TPO=「時(time)、場所・所(place)、状況・場合(occasion)」


和食の時は要注意

  イタリアンやフレンチなど、ハーブやスパイスなどを多く使う料理は、比較的香りとの相性も良いため特に神経質に考えなくてもOKです。
注意が必要なのは、鮨や高級割烹料理などの和食のとき。繊細な味わいを楽しむ席では、なるべく控えた方が無難です。
つけていく場合は、ラストノートで臨みくれぐれもつけ過ぎないように。


人込みやラッシュ時のポイント

  人の多い場所や朝の通勤ラッシュ時では、香水の使い方も気をつけたい。
香りは上半身、特に顔の周りで漂うと気になるため、つける部位は腰や、下半身がベターです。
つけた直後はトップノートのツンとした刺激が鼻についてしまうので、少なくとも出かける30分前にはつけておきましょう。
香りを楽しむ際のエチケットを忘れずに。

快眠効果をもたらす香水

 香りを効果的に使うと、深い眠りを手に入れることも可能です。
例えば、枕カバーやシーツなどに1〜2プッシュすると、スッキリした気分で寝ることができます。
足首につけて眠れば、布団の中でまろやかに香りが立ち、心地よく眠りにつけます。
季節に応じて、そのときの気分に応じて、うまく香水を使い分けたい。

香りを上手に使い分ける

 例えば、お葬式やお見舞いなどの場合は、香水をつけるのを迷ってしまいがちです。しかし、香水は晴れの場所だけにつけるものではないため、特にマナー違反にはなりません。
ただし、あまりにも華やかな香りや拡散性の高い香りは、避けたほうがベスト。ラストノートになってから出かければ、香りも落ち着くのでそれほど気になりません。


さらに使いこなす
   
香らせ方を自在にあやつる
 
香水をつける部位は《香水のつけ方ページ》で紹介しましたが、それを活かして香らせ方をあやつる方法も覚えておきたい。
香らせ方をコントロールできれば、シーンに合わせた使い分けも楽になります。
例えば、腰や下着などにつければふんわりとした残り香を演出できます。手首やひじの内側は、やや強めに香るのでオフタイムや外出向け。ひざの裏につけると、立ち上がるときや座るときなど、動くたびに香りがふわっと漂い、上品なイメージを演出できます。

使い分け上手は香り上手

 
昼間はオーデトワレ、夜はパルファンといった具合に、時間帯によって賦香率の違う香水を使い分けてみるなど、香水の使い分けが上手になれば、香りの世界はグッと広がります。
色々なタイプの香水を揃えておくことにより、さまざまなシーンに対応できるようになります。
2本目以降は普段使っているのとは違う系統の香水を購入することを心がけてみてはどうでしょうか。

正しい保存方法で香りを守る

 
香水は、直射日光を避けてなるべく涼しい暗いところで保存すること。
最も適しているのは冷蔵庫ですが、他のものに香りが移らないよう密閉容器に入れるなどの工夫が必要です。
香水の瓶を立たせたままで保存することもポイント。
また、香水の品質保持期間は、使い始めてから1年くらいがほとんどです。ヨーロッパで作られている香水は比較的長持ちすると言われています。


他にもこんな使い方、楽しみ方
   
カードに1プッシュ
 
香りには、人の記憶を呼び起こす作用があるとされています。
例えば、手紙やカードを送るときに一吹きしておくと、受け取った人に香りを届けることができます。
名刺や本のしおりなど、さまざまに使ってみては。

指先にも香りを

 
ネイルを塗るときにも、香水を使ってオシャレ度を上げてみましょう。
無香料もしくは香りの弱いマニキュアを選び、香りをまぜて指先へ。
爪に香水をスプレーしてからマニキュアを塗るという方法もあります。


基本編購入編番外編

香水の付け方