長く愛用するために

琺瑯(ほうろう)の特徴

金属の素地をガラス質で覆っているため熱伝導が良く、湯沸かしや調理に最適。保温性にも優れています。冷却性も高く、温かいものが入っているときは温かく、冷たいものが入っているときは冷たく温度を保つので、保存に適しています。

酸、塩分に対して強い耐久性を持っています。化学製品などの製造時にも使われ、耐薬品性にも優れています。
酸の強いマリネや漬物を作る際にも容器の表面が溶けださず、重宝します。

ガラス質になる釉薬に着色ができるので、美しい色合いと光沢が楽しめます。長い年月が経ってもその色合いは変わりません。

表面がつるんとした硬度の高いガラス質なので、とてもなめらかでにおいや汚れが付きにくくなっています。お手入れは拭くだけでOK。
雑菌が繁殖しにくく、カレーの後でもするんと落ちるので長く清潔に保てます。

表面のガラスは焼き付けることで化学的、物理的に鉄と結合し、密着度が極めて高くなります。直火でも使えるその耐久性は折り紙つきです。

鉄とガラスでできており、有害なものは含まれていないので安心してお使いいただけます。

長く使用するためのポイント

× ぶつけない・落とさない

琺瑯の表面はガラス質なので衝撃に弱く、欠けや割れ、変形の原因になります。 ガラスと同じように丁寧に扱ってください。

× 急激に冷やさない

温度変化に弱く、熱した琺瑯製品を冷水に浸けると破損の原因になります。 粗熱が取れるまでは自然に冷ますようにしてください。

× 長時間水に浸さない

工程上全ての面をガラス質で覆いきれないため、水分や塩分等で鉄サビが生じる可能性があります。 長時間水に浸さず、スチールたわしや磨き粉で傷をつけないよう、やわらかいスポンジで洗うようにしてください。

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鉄鍋の特徴、選ばれる理由

鉄フライパンは熱伝導がよく保温性が高いため、表面の温度ムラが少なく、食材をすばやく均一に加熱できるのが特徴です。 食材の持ち味を存分に引き出して、野菜はシャキシャキに、お肉は旨みを閉じ込めてジューシーに焼き上げられます。 耐久性が高いため、きちんとお手入れをすれば長く愛用できるアイテムです。

鉄鍋のお手入れ方法

初めてご使用いただく前に(油ならし)

ご購入後、フライパンを初めてご使用いただく前に、長く愛用していただくためのお手入れをおすすめしております。

表面に塗布されているオイルを、洗剤を付けたスポンジやたわし(金たわしはお避け下さい)を使ってお湯で洗い落とします。

その後、中火でフライパンを熱し、たっぷりの油(おたま1杯程度)を入れて弱火で5分ほどじっくり加熱します。

鉄特有のにおいが気になる場合は油を引いてくず野菜を炒めます。くず野菜を捨てた後は再度洗って完了です。玉ねぎのヘタや外皮、ニンジンのヘタやねぎの青い部分など香味野菜がおすすめです。
この際、野菜や鍋肌が黒ずむことがございますが、鉄の炭化物のためお身体に害はございません。

このひと手間の油ならしで、食材が焦げ付きにくくなります。

ご使用いただく前に(油返し)

毎回ご使用前にこの作業を行うことでフライパン全体に油が馴染み、熱伝導が均一になります。また、食材が焦げ付きにくくなります。

フライパンを中火で十分温めます。温まったら油を大さじ2杯ほど入れ、表面全体に行き渡るように馴染ませます。油が熱くなり、十分に馴染んだら余分な油をオイルポットに移して作業完了です。

焦げ付いてしまった場合

鉄は時間が経つほどに汚れが落としにくくなるため、調理後できるだけ熱いうちに行ってください。

調理後できるだけ熱いうちに熱いお湯を注いでしばらく放置します。やわらかくふやかしたら木べらなどでおおまかにこそぎ落とし、スポンジやタワシで残った汚れを落とします。

※ 洗剤を使う必要はありません。

焦げ付きが完全に落ちたら内面、外面どちらも水気をよく拭き取り、再度油ならしを行ってください。


● IHをご使用の場合

IHは電源を入れると急激にフライパンが温められるため、弱火でしばらく温めてから徐々に中火にしてください。急激に熱すると底面が変形したり、少量の油でも発火点に到達する可能性があります。


基本的な扱いは同じですが、詳細は異なる場合がございます。必ず付属の取扱説明書をよく読み、長くご愛用いただければと思います。

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