※このページは2014年3月以前に更新されました。表示価格は旧税率のものです。

Q&Aコーナー
お客様からお問合せ戴いたご質問、疑問などにお答えするコーナーです。
寝具について、どんなことでもかまいませんのでドシドシお寄せ下さい。
お問合せ
(( e-futonyasan.com ))


◆ふとんのお手入れポイント・リフォームについて◆
羽毛ふとんは日干しして良いのですか? ふとん乾燥機の使用は可能ですか?
羽毛ふとんは吸湿・発散性に優れているため、綿ふとんのように頻繁に日に干す必要はありませんが、なるべく乾燥した状態を保つように心掛けましょう。干す場合は日に干すと殺菌効果も手伝って大変衛生的です。ただし側生地の色褪せを防ぐ為、カバーを掛けたまま干しましょう。ふとん乾燥機による乾燥も問題ありませんが、あまり高温(70℃以上)になり過ぎないよう注意しましょう。
キルティングにゴミが溜まるのですが?
キルティング部分を清潔に、キルティング部分のホコリもブラシなどで取り除きましょう。(最近はふとん専用掃除機ノズルがあるのでそれを利用してもいいです。ダニ対策にもなります。)
収納時の注意は? ふとん圧縮袋を使用してもいいですか?
羽毛製品はできるだけ乾燥した状態で保管することが大切です
●次のポイントに注意して保管しましょう

1. 製品を十分に乾燥させます。
2. 防虫剤を製品にはさみ、購入時のふとんケースや
木綿のふろしきなど、通気性の良いものに包みます
3. 押し入れの上段など、なるべく湿気の少ない場所に保管します。
ふとん圧縮袋を使用した保管は?
羽毛ふとんの保管には圧縮袋はお薦めできません。やむを得ず使用する場合は次のことに注意してください。
1. 圧縮袋製造メーカーの注意書きを良く読みましょう。
2. 袋に入れる前に良く乾燥させましょう。
3. 空気は抜きすぎず元の高さの1/4圧縮程度を目安に。
4. 長期間(6ケ月以上)の保管は避けてください。
羽毛ふとんには、どんなクリーニングが必要ですか?
カバーやシーツをまめに交換していれば、そんなに頻繁にクリーニングする必要はないと思います。目安として、掛ふとんは5年、敷ふとんは3年に1回くらいでクリーニングされる方が多いようです。長く使っていると側生地が汚れるだけでなく、人の体から出る汗・垢などが側生地や羽毛にも付着してしまうため、羽毛のパワーが弱くなってしまいます。羽毛自体は寿命が50年以上と長いので、適切なメンテナンスを心がけましょう。
●水洗いについて
・可能な側生地⇒ 綿、ポリエステルと綿の混紡生地
石油系ドライについて
・可能な側生地⇒ 絹、アセテート、レーヨンのいずれかが混紡されている側生地プロミックス(蛋白繊維)、防炎・防カビ加工製品綿素材のものでも、箔押加工(金加工、雲母等)の製品及び「水洗い」可能な側生地
一言メモ・・・「水洗い」は汚れはよく落ちて羽毛のカサ高も回復しますが、側生地の収縮やシワ、金粉銀粉のはがれ、変色がみられることがあります。石油系ドライは側生地の痛みはほとんどないですが、羽毛カサ高の復元はいまひとつです。
羽毛ふとんをクリーニングに出す前のチェック点は?
下記のような羽毛製品はクリーニングできなかったり、制約を受けたりします。クリーニング依頼前にチェックしましょう。・染色堅牢度が低い(色柄、染色が弱いもの)・金粉や銀粉を使用したプリント柄はクリーニングによって、落ちてしまう場合もある・絹等の素材を使用している品物はクリーニング面での制約を受けるため、ドライクリーニング処理をする・小さな穴や、縫い目がほつれている事によって羽毛が噴き出している状態の品物は広がる恐れがあるので、修理後のクリーニングとなる
羽毛ふとんのクリーニング料金の目安と期間は?
●クリーニング料金・期間
料金と期間についてはクリーニング店によって、かなりバラツキがあるようです。目安としては次のようになります。期間はだいたい1週間から10日間くらいです。しかし、ピーク時になるとそれ以上かかることがありますので、依頼する時によく確認しておくと良いでしょう。
<羽毛製品のクリーニング料金のあくまでも目安金額です>
・羽毛掛ふとん(S)4,000円 ・羽毛掛ふとん(W)6,000円 ・羽根敷ふとん(S)4,000円 ・羽根敷ふとん(W)6,000円 ・羽根枕(S)1,500円 ・羽根枕(W)2,000円 ・羽毛肌掛ふとん(S)3,000円 ・羽毛肌掛ふとん(W)4,000円 ・ダウンジャケット(ショート)2,500円〜
羽毛ふとんの修理、リフォームについて教えて下さい?
羽毛ふとんに多いトラブルは、「羽毛が出てくる」「羽毛が片寄る」「羽毛がへたる」といったものです。これらは状態にもよりますが、修理することが可能です。又、羽毛ふとんはリフォームもできます。掛ふとんを肌掛ふとんに作り替えたり、敷ふとんを座布団に作り替えたり、羽毛を再利用して別の製品にリフォームすることができます。
一言メモ・・・
羽毛製品の修理やリフォームは家庭ではできないんです。針を使用すると、大量に羽毛が出てきて使えなくなるのです。気をつけて下さいね。 
【羽毛掛ふとんリサイクル&リフォームコーナー開設しましたのでご覧下さい】
羽毛ふとんの側生地交換について教えて下さい?
長年使っていたふとんのかさがへたってきたり、側生地から羽毛が出てきたり、ひどく汚れたり、大きな穴をあけてしまった場合は側生地交換に出すと良いでしょう。ただし羽毛ふとんは丁寧に使用していれば10年〜15年の耐久性はあります。
●側生地交換の内容
ふとんを解体し中の羽毛をクリーニングした後、目減りした羽毛を補充(最低10%以上)し、お好みの側生地に詰め直します。
一言メモ・・・
修理やリフォーム・側生地交換を頼む時は購入先か羽毛製品取扱店に依頼する。

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羽毛ふとんの側生地交換料金の目安と期間は?
当社へ依頼いただくと、古い羽毛ふとんをお客様宅から当社への運送送料をご負担いただければ、羽毛ふとんのリフレッシュ加工シングル14,500円(羽毛補充追加は、プラス3,000円)、ダブルサイズ19,800円(羽毛補充追加は、プラス4,000円)にて2週間程度で全国無料発送でお送りさせていただいております。新しい羽毛用の生地はカラー無地(ご希望の色生地)でお仕立て直します。なお、羽毛追加は基本料金100g 1000円となっています。
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羽毛ふとんが出てくるのですが…。穴をあけたのですが…?
羽毛は針の穴ほどの小さな穴からでも噴き出してしまうため、ほど良い風合い(柔らかさ)を保ちながら羽毛(羽根)の噴き出しを防止する加工を施したものが、羽毛のふとん用の側生地として使用されています。しかし、ふとんとしての機能を果たす為には、一定以上の通気性も必要ですので、羽毛の噴き出しを完全に防止することは非常に困難です。但し、羽毛が大量に噴き出す場合の原因と対処方法は次のとおりです。
1. 布目から噴き出る●ダウンプルーフ加工が不完全●ドライクリーニング指定品を水洗いした場合対処方法(購入先や羽毛製品取扱店に依頼して側生地交換を行う)
2. 縫い目から噴き出す小さな穴はどうするの?●縫い目のほつれ●縫製が不完全●タバコの焼け焦げ●カギ裂き対処方法(とりあえず補修布で修理ができるが使用しているうちにはがれる事もあるので、なるべく早く購入先に修理を依頼する)
3. 大きな穴はどうするの?●側生地の破れ穴の開いた部分をひもで縛り修理を依頼する(補修布による修理の仕方について)当て布をして上からアイロン(140℃〜160℃の中温)で5〜10秒間押え、完全に密着させます。補修布は製品に添付されていますが、添付されていない場合でも購入先から簡単に取り寄せることができます。補修の仕方は補修布のタイプによって異なるため、取扱説明書に従って行ってください。
一言メモ・・・
補修布は破損口より大きめに丸くカットするのがコツです。
買ったばかりなのに臭いがするのですが…?
購入当初やビニール、ポリエチレンなどの通気性のないものに入れて保管すると羽毛の臭いがすることがあります。これは使用しているうちに、自然に消えるので心配はいりません。製品を外気にさらせば臭いは比較的早く消えます。臭いがあまりにも強かったり、長時間使用しても消えない場合には羽毛の洗浄やすすぎが不充分なためと考えられます。販売店やメーカーに相談することをおすすめします。
一言メモ・・・
1度ふとんの中の空気を抜いてから干すといいですよ。
濡らしてしまったのですが…?
タオルなどで水分を完全に拭き取り、ドライヤーかふとん乾燥機を使って早く乾かしてください。子供のおねしょなど臭いが気になるときは、クリーニングに出すと良いでしょう。
一言メモ・・・濡れたままの状態で放置すると、羽毛が腐る原因にもなります。
◆注意したい点検商法とは◆
羽毛ふとんの点検商法について
「羽毛ふとんの点検やアフターサービスの口実で電話アポイントがあり、家庭訪問を受けたところ、持っていたふとんのダニの発生や品質面で問題のある製品と決めつけられ、高額な商品の購入や修理を通常の5〜6倍の金額で契約させられた!」といった、ご相談が増加しています。「ああウチにもそんな電話があった!!」 という方も多いと思いますが、日本羽毛協会に寄せられる消費者相談のうち半数以上がこういった商法に関するご相談です。
一言メモ・・・
いきなり電話があって、有名メーカーと関係があるように偽ったり、公的団体だと勘違いさせる名を名乗ったりします。勘違いしないように気をつけてください。
最近羽毛ふとんの点検をするとうるさく電話がある対処の方法は?
まずは、相手の正式な会社名と連絡先を聞いてください。教えてくれないことが多いといいますが、そういった場合は「それはおかしい」とそこまで抗議することも良いでしょう。またご自分が羽毛ふとんを購入した販売店やメーカーに問い合わせをし、そういった点検をしているか確認後、点検業者から電話があった際は自分の持っている製品のメーカー名などを言って「こういった点検はしていないと説明された」とはっきり断るのが良いと思います。また一度訪問を受ける等して、点検業者の正確な会社名がわかった場合は「○○の消費者センターに相談する」等と具体的に断ると良いでしょう、
訪問販売業者と不本意な契約をしたが解約する方法は?
訪問販売の場合、うっかり申し込んだり契約をしてしまったとしても、契約をした日から数えて8日間以内であれば、書面によって申し込みの撤回や解約をすることができます。問合せは(社)日本訪問販売協会、または各地消費者センターまで(最後の項目で住所・電話番号は明記してございます)
無料クリーニングするって本当ですか?
「無料クリーニングします」という誘いは、点検訪問販売業者が訪問の約束を取りつけるためのよく使うトークです。(クリーニングについては前項で説明しております)実際に訪問を受け羽毛ふとんを見せると「これは羽毛が出ていてクリーニングできない」等と説明し、高い金額の買い替えや修理の契約をさせられることが多いようです。
一言メモ・・・
業界団体や国からも補助金がでて、点検しているという業者もあるそうです。気をつけてください !!
特殊な掃除機でクリーニングするって本当ですか?
結論からいって、特殊な掃除機といっても羽毛ふとんのクリーニングはできません。ふとんの中まで水を通す「丸洗い」と違って、掃除機は表面についたゴミやホコリを吸い取るだけです。ふとんの中のホコリやダニ、側生地や中の羽毛についた皮脂の汚れを水を使った「丸洗い」程は落とせません。「ふつうの掃除機ではダニの除去ができない」と30万円以上の外国製の高額掃除機をすすめる業者もいますが、家庭用の掃除機でも表面についたダニは取れます 。
湿気取りカバーが絶対必要って本当ですか?
羽毛ふとんは湿気がたまりやすい。または良いふとんなので、湿気がたまる前に処置した方がよいなどと話をもちかけ、高額なふとんカバーや押し入れにいれる乾燥剤、すの子などを販売する業者がいます。羽毛ふとんは湿気が気になるようであれば、日干しまたは風通しの良い日陰で1時間ほど干せば十分湿気は抜けます。したがって特に湿気をとるカバーなどは必要ありません
羽毛出がアレルギーの原因ですか?
アレルギーやぜん息の大きな原因となるのは、ハウスダストやダニの死骸や糞ですので、目に見える羽毛がそういったものの原因に直結するとすぐに考えるのは早とちりと言えます。羽毛ふとんは通気性を確保する都合上、多少の羽毛出はあるものです。あまり神経質になられない方が良いと思います。
●とっておき情報
よく精製された羽毛がアレルギーを引き起こすことはないという、大学の研究室が発表した実験結果はあります。しかし、個人の体質によっては羽毛そのものに対して抗体をもっている方もありますので、ひどいようでしたら医師に診てもらった方が良いと思います。しかし、それはあくまでも個人的な問題といえます。
・大学の研究室が発表した実験結果
「充填材料用羽毛のアレルギー発生作用の抑制および、細菌分の減少に関する研究」
イタリア・フィレンツェ大学 L.F.シニョリーニ教授によると(羽毛の精製処理が不適切なものについては、アレルギー発生物を完全に除去することはできないが、精製が適切に行われた羽毛については、アレルギーの発生作用は皆無であるというレポート)
「羽毛取扱い作業者血清のアレルギー学的検討」
富山医科薬科大学医学部 鏡森定信氏によると(羽毛作業者と一般人で羽毛アレルギー発生頻度は同じ、また羽毛作業に従事するとアレルギーがさらにひどくなるということはないというレポート)
羽毛ふとんからダニは湧くのか?
羽毛ふとんからダニや虫が湧くということはありません。というのも、充填する羽毛の精製過程で熱乾燥処理と薬品による殺菌処理等により、ダニや害虫などを完全に死滅させているからです。また、羽毛ふとんの生地は糸の打ち込み本数が多い上、羽毛出を防ぐ為の目つぶし加工を施しているため、ダニは羽毛ふとん生地を通過することはできません。
●とっておき情報
よく家庭で見られるコナヒョウヒダニの体長は0.1〜0.5ミリです。一般的な羽毛ふとんの目の開きは縦0.005〜0.025ミリ、横0.01〜0.125ミリです。しかし湿度の高い住宅環境ではダニが発生して、それらがふとんに付着したり、人を刺したりすることがありますので、部屋の通気(乾燥)や清掃(清潔)に心掛け、気になる時はふとんを干した後、ふとん表面にブラシか掃除機をかけてダニや虫を除去すると良いでしょう。
※点検訪問販売業者の不安をあおるトークに気をつけましょう
防ダニ加工について、教えてください?
ダニは寝具やカーペットなどに多く存在していることから、これを除去することにより快適な生活を送ることを目的として開発された加工商品です。室内に生息しているダニの約80%はコナヒョウヒダニといわれていますが、このコナヒョウヒダニに対して優れた忌避効果があります。人を刺すツメダニはコナヒョウヒダニを餌としているため、コナヒョウヒダニを除去する事により、ツメダニも除去することができます。
●とっておき情報
メーカーによって違いますが、こんな基準で加工されています
○品質基準(例)試験方法  進入阻止法試験虫種  コニヒョウヒダニ
合格基準
・初期(加工上がり)忌避率90%以上 ・洗濯5回 忌避率70%以上 
・ドライ洗濯5回 忌避率70%以上 ・耐光40時間後 忌避率70%以上
○安全性(例)
・経口毒性7058mg/kg(ラット)・変異原性・陰性皮膚刺激性・準陰性・遊離ホルマリン・ノンホルマリン
抗菌防臭加工・制菌加工について教えてください?
●抗菌防臭加工とは
汗をかいたときなどに出るいやな臭いは、私たちの着ている衣類や皮膚に生息している細菌が増殖することが原因なのです。細菌(主に黄色ブドウ状球菌)は、汗や汚れを栄養源にして増殖していきますが、そのとき分解したものがいやな臭いの主な原因ということが確かめられています。そこで繊維製品に抗菌剤を付加し、細菌の増殖を抑えることが「抗菌防臭加工」の目的です。
●制菌加工とは
繊維状の菌を抑制する加工のことで、特定用途と一般用途があります。特定用途は医療機関などのメディカルケア環境の向上を目指し、一般用途は一般家庭でのライフリビングケア、ヘルスケア環境の向上を目指したものです
●SEKマークとは
抗菌防臭加工ならびに制菌加工の品質と安全性を保障する信頼マーク。繊維製品新機能評価協議会の基準をパスした製品のみに「SEKマーク」の表示がつけられます。
一言メモ・・・いずれも(特定した)菌を増やさず、かつすべてを死滅させるまでには至らせない加工です。皮膚常任菌を殺すことはないそうです。安心してください。
羽毛ふとんや点検訪問販売に関する問合せ先は?
訪問販売法により、契約日から8日間はクーリング・オフ期間ですので無条件解約はできます。手続き方法等を消費者センターの消費者相談窓口に問い合わせると良いでしょう。また下記は羽毛ふとん関連、訪販関連の団体です。製品に添付されているマークや名刺等を確認し、下記団体に関連しているようであれば、まずはそちらに問合せをしてみると良いでしょう 。

●日本羽毛製品協同組合 (日羽協)
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3−12−4白鷺ビル7階 電話 03-5649-2285
「日本羽毛寝具製造業協同組合」は、「日本羽毛製品協同組合」に名称が変わりました。(2007年)
「日本羽毛協会」は、「日本羽毛製品協同組合」と合併しました。(2008年)

●公益社団法人 日本訪問販売協会 (JDSA)
〒160-0004 東京都新宿区四谷4−1細井ビル4階 電話 03-3357-6019
  消費者相談室「訪問販売ホットライン」0120-513-506(訪販110番)

●独立行政法人 国民生活センター
  「消費者ホットライン」0570-064-370(全国統一番号)

●地方自治体などの消費者センター等お住まいの地域の消費者センターへ
悪質業者は地元の警察に相談その他、非常に悪質な業者だった場合は、地元の警察へ相談することをお勧めします。但し被害届は電話では出せません。ご自分で出向ける警察が良いでしょう。資料:日本羽毛協会発行「羽毛ふとんMy Note」より