仏式の位牌にあたる霊璽は、御霊代ともいわれます。

神道では仏式の戒名に当たるものはありませんが、神社の神職から霊号(れいごう)をつけてもらいます。霊号は氏名の下に「命(みこと)」の号をつけた「○○○○命」という霊号が一般に多いです。
「命」の前に、男性の場合「大人(うし)」、女性の場合「刀自(とじ)」をつけ「○○○○大人命」「○○○○刀自命」とする場合もあります。子供の場合「彦」「姫」をつけることもあります。
仏式の位牌にあたる霊璽は、御霊代ともいわれる故人の御霊が宿る依代(よりしろ)で、最も丁寧に扱わなければならない神聖なものです。霊璽にはさまざまな形がありますが、角形の白木に上からかぶせる覆いがついたものが一般的です。
覆いをとった中の白木の表面には霊号を「○○○○命之霊」、裏面には亡くなった年月日、亡くなった年齢を「平成○年○月○日帰幽 享年○歳」などと記入します。
霊号を書いた霊璽は覆いをかぶせて祖霊舎の奥の内扉の中に祀ります。

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