TOP>>カラコンの使い方・取扱方法レンズの洗浄方法

せっかく買ったカラコン。レンズを長持ちさせる為にも、 健康な瞳でカラコンを装用する為にも、レンズのお手入れはとても重要です。

レンズの洗浄方法

カラコンのお手入れについて


カラコン(カラーレンズ)を取り扱う前には爪は必ず短くきり、ヤスリでマルク滑らかにしておきましょう。


カラコンを取り扱う前には、必ず手指を石鹸でよく洗い、清潔にしてください。


カラコンを手のひらの真ん中におき、洗浄保存液を数滴たらします。少ないとレンズが乾いて破れやすくなりますから、やや多めにたらしたほうが安心です。


手のひらと人差し指でカラコンの両面とも20〜30回くらい「こすり洗い」をします。 ※その時、指の動きは前後に同じ方向に動かします。円を描くようなこすり方だとカラコンがねじれて破けることがあります。ご注意ください。


カラコンを洗浄保存液で十分にすすぎます。


レンズケースに洗浄保存液を満たします。 レンズをケースの中央に沈めてください。 ケースの蓋をしてそのまま決められた時間(ご使用の洗浄液の説明書をよく読みつけおき時間をご確認ください)つけおきします。その間レンズは消毒されていることになります。 消毒後はそのままレンズは取り出し装着できます。 ※レンズを数日使用しない場合は、洗浄保存液を3〜4日で交換しましょう。

カラコンのケアの注意点

※洗浄保存液での「こすり洗い」が大切です。漬けておくだけではだめですよ。
※過酸化水素系の消毒剤による消毒や、煮沸消毒はしないでください。
※レンズケースは清潔に保ち、定期的に交換してください。
※メーカーによってはカラコンに使用できない洗浄液もありますので 商品説明書をよく読みカラコンに適した洗浄液をご使用ください。

【アカントアメーバ感染にならないために】
アカントアメーバで角膜炎になると目ヤニがでたり痛いだけでなく、コンタクトレンズを入れても視力が出にくくなったり最悪の場合は失明することもあります。 予防法はカラコンを使ったらしっかり手入れすること。特にこすり洗いが重要です。 水道水や井戸水は絶対に使用しないでください。
水道水や井戸水からアカントアメーバが検出されています。かならずカラコン向きのケア用品を使ってください。

カラコンのケアの注意点

【使用期間の個人差】

使用期間は健康状態や使い方などによって個人差があります。
目ヤニの多い方や目が乾燥しやすい方はレンズが汚れやすいので早い交換をお勧めします。 またカラコンの「お手入れ」がしっかりできていないと.、汚れがこびりついたりカビがはえたりしますので当然早く使用できなくなります。 常にレンズの汚れやキズなどをよくチェックし適切に判断してください。

【長期間使用とタンパク質除去酵素剤】

長期間(2週間以上)使用できるカラコンを使用される場合は通常のMPS洗浄液(オプティフリーやレニューなど)の お手入れのほかにタンパク質除去剤(タンパク分解酵素剤)での定期的な(週1回、毎日など使用頻度はケア用品の種類によって異なります)お手入れをすることをお勧めします。
コンタクトレンズを長い期間使用していると涙の中にあるタンパク質や脂質、糖質などが付着してしまい洗浄しても取れなくなってしまいます。 このため場合によってはコンタクトレンズにカビの菌が繁殖したり、涙液や酸素の透過性が阻害され、眼障害を起こすこともあります。
商品によっては長期間使わない場合でも、定期的なタンパク質除去剤を使用する必要がありますので、商品説明書をよくお読み下さい。
特に長期間(2週間以上)使えるレンズをお使いの方は使用期限を守り、レンズのお手入れをこまめにしましょう。
異常が生じた場合、直ちにコンタクトレンズの使用を中止し眼科医の診断を受け、指示に従ってください。